ソフトＢ―オリックス 　７回、本塁打を放ち笑顔でナインとタッチを交わすソフトバンク・松田＝ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】

　5月に入って7勝1敗と好調の福岡ソフトバンクが、7対0でオリックスに完勝した。
　バンデンハーク、ディクソンの外国人同士の投げ合い。福岡ソフトバンクは2回裏、デスパイネ、中村、松田の3連打で無死満塁とすると上林がライトへライナー性の犠牲フライを放って1点を先制。その後も1死1、3塁のチャンスが続いたが高谷の併殺打で1点止まり。その後も5回まで毎回得点圏に走者を進めるもののオリックスの先発・ディクソンにタイムリーを封じられ、なかなか追加点を奪えない展開が続いた。

　しかし、バンデンハークが好投を続けると、ようやく6回裏に2死満塁から若月の捕逸による1点を追加。そして7回裏に打線が爆発し、今宮と柳田の連打から、内川のタイムリー、デスパイネの3ラン、さらに「素直にバットが出てよかった。最近調子がいいといっても、4月あれだけ悪かったから安心はしていない」という松田のソロ弾で一挙5点を追加。福岡ソフトバンクは4連勝で今季4度目の同一カード3連勝。6回2安打無失点のバンデンハークが3勝目を挙げた。

　一方のオリックス打線は、6回まで無得点。ファールで粘る、足を絡めるなど、バンデンハークが嫌がる攻めを展開しながらも得点に結びつけることができなかった。7回以降は森、岩嵜、石川の投手リレーの前に1人の走者も出せず、9回2安打で零封負け。このカード3連敗で福岡ソフトバンクとのゲーム差は3.5に広がった。