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プロ野球

阪神・青柳 8回途中無四球零封!2カ月ぶり勝利逃すも「良い感じ」

 ◇セ・リーグ 阪神0-0中日(2019年8月13日 ナゴヤD)

2回無死、平田を三ゴロに仕留め、三塁手・大山に笑顔を向ける青柳(撮影・坂田 高浩)

 2カ月ぶりの勝ち星はつかめなくても文句の付けようがない投球だった。阪神・青柳が14日の中日戦で7回0/3を被安打7、無四死球、無失点。無駄な走者を許さずテンポ良くアウトを積み重ねた。

 「前回までの投球を踏まえて、しっかり梅野さんがリードしてくれた。その通りに投げたら、良い結果につながりました」

 3回まで毎回安打を許したが無失点で踏ん張り波に乗った。4、5、6回はいずれも3者凡退。7回1死から福田に4イニングぶりの安打を浴びても後続を抑え、8回先頭の代打・藤井に中前打されたところで交代を告げられた。87球。拍手と歓声を浴びながらベンチに戻った。

 4、5月の2カ月間で4勝を挙げるも6、7月はわずか1勝止まりと失速した。課題は明確だった。「毎回同じような負け方でやられ方も一緒。勝負所のコントロールが甘い」。ボール球が先行して打者有利のカウントを作ってしまい、甘い球を痛打される。悪循環を気にするあまり、前回7日のヤクルト戦では6四死球と制球まで乱れてしまった。

 この日は違った。無四死球に加えて、3ボールになったのは4回2死走者なしの京田だけで、フルカウントから空振り三振に仕留めた。また、中日打線は計3度、揺さぶり目的でセーフティーバントの構えをしてきたが一切動じなかった。これには矢野監督も「やり返したいという気持ちをすごく持っている投手やし」と評価し、「良くないピッチングが続いていたので、次も今日みたいなピッチングを期待してます」と復調気配を喜んだ。

 6月12日のソフトバンク戦を最後に登板7試合で白星なし。それでも「良い感じで投げられましたし、丁寧に投げられた。(7安打中5安打を浴びた)左打者は課題ですけど、次回も今日みたいなピッチングができれば」。青柳にとって、収穫の多いマウンドだった。(巻木 周平)