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プロ野球

【今日のMVP】大山悠輔、サヨナラ弾の次は猛打賞!2試合連続の活躍でカード勝ち越しに貢献!<8月11日>

阪神―広島21  8回阪神無死一、二塁、大山が中越えに2点二塁打を放つ=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


■大山悠輔(阪神)
○6-5vs広島東洋(京セラドーム)
打撃成績/三ゴロ、左安、遊安、中2②

 阪神の大山悠輔が連夜の活躍で、チームの3カードぶりとなる勝ち越しに貢献した。

 10日に9回土壇場の場面で逆転サヨナラ3ランを放った大山が、この日もチームの大逆転勝ちにひと役買った。2対5と3点ビハインドの8回、無死1、2塁で打席に入った大山は、センターフェンスを直撃する2点タイムリー二塁打を放った。大山は糸原の二塁打で同点のホームを踏み、さらに相手守備の乱れでこの回一挙4点を奪ったチームは、2試合連続の逆転勝ちとなった。

 大山は第2打席にレフト前ヒット、第3打席には内野安打を放ち、今季六度目の猛打賞となった。「昨日と一緒で、とにかく1点でも取っておけば何かあると思ったので、しっかりランナーを還せるように打席に入った。手応えはあったので、抜けてくれてよかった」と、逆転劇につなげた3本目の追撃タイムリーを振り返った。

 この日はドラフト同期入団の糸原とともにお立ち台に立った。糸原が「(大山)悠輔もいろいろあると思うが、2人でチームを引っ張っていければいい」と気遣ったように、今季は4番で起用されていた大山だが、10日の試合から6番に降格している。

「悔しい気持ちはあったが、6番で試合に出る以上は、そこでやるべきことをやるだけ」と、前夜は意地のサヨナラ弾を放ち、この日も猛打賞の活躍で3位広島東洋とのカード勝ち越しの原動力となった。「1試合1試合を全力でやるだけ」と言う若き大砲の活躍で、チームはCS争いに踏みとどまった。