BASEBALL GATE

プロ野球

【5月5日プロ野球全試合結果】巨人・小林誠司が決勝スクイズ、阪神が首位広島に快勝し1ゲーム差に迫る


■巨人、小林誠司が決勝スクイズ…好投のマイコラスが今季4勝目

巨人は5月5日、ナゴヤドームで中日と対戦。小林誠司捕手の決勝スクイズにより、3-2と逆転勝利をおさめた。

巨人は0-2と2点ビハインドの5回表、走者一、二塁の好機を作ると、坂本勇人内野手が適時打を放って1点を返す。8回表には、1死一、二塁の場面で亀井善行外野手が適時打を放って同点とすると、続く好機で小林が値千金のセーフティスクイズを決め、これが決勝点となった。

投げては、先発のマイコラス投手が7回2失点の安定した投球を見せ、今季4勝目。敗れた中日は、バルデス投手が8回途中3失点と粘投を見せたが、打線が振るわなかった。

■阪神が集中打で広島に逆転、梅野隆太郎が3安打3打点…首位広島と1ゲーム差に

阪神は5月5日、甲子園球場で広島と対戦。7回裏の集中打で試合をひっくり返し、8-5で勝利した。

阪神は0-4と4点ビハインドで迎えた4回裏、2死二、三塁の好機を作ると、梅野隆太郎捕手が適時打を放って1点を返す。6回裏にも北條史也内野手の適時打などで2点を返すと、7回裏に打線が爆発。

1死二、三塁の場面で梅野が適時三塁打を放ち5-4と逆転に成功すると、続く好機で代打・原口文仁が適時打を放ち6-4とリードを広げる。さらに糸井嘉男外野手、福留孝介外野手にも適時打が飛び出し、8-4とした。

投げては、2番手で登板し1回を無失点に抑えた岩崎優投手が今季初勝利。対する広島は序盤に4点を先制しながらも、リリーフ陣が踏ん張れなかった。

■DeNA、筒香嘉智がハマスタ今季第1号「目を覚まし始めたか…ここから横浜は怖い」

DeNAは5月5日、横浜スタジアムでヤクルトと対戦。主砲・筒香嘉智外野手に本拠地での今季第1号が飛び出すなど投打がかみ合い、6-1で快勝した。

DeNAは初回、1死満塁の好機を作ると、宮崎敏郎内野手が四球を選び押し出しで先制。続く好機で戸柱恭孝捕手が犠飛を放ち2-0とすると、石川雄洋内野手に適時二塁打が飛び出し、3-0とリードを広げた。その後、山田哲人内野手にソロ本塁打を浴びて1点を奪われるも、5回裏には無死一、二塁の場面で筒香が左中間へ3点本塁打を放ち6-1とした。

投げては、先発の井納翔一投手が9回1失点の完投で今季初勝利。敗れたヤクルトは、先発の由則投手が4回途中3失点と誤算だった。

ファンからは「エースが今季初勝利で4番が3ラン。今季最高の試合だった」「筒香のホームランは効いたね。ハマスタで打つと盛り上がる」「目を覚まし始めたか…ここから横浜は怖い」「筒香が打ち出したら順位も上に行く」など、主砲・筒香の今後に期待する声が多く寄せられていた。

■ロッテ、涌井秀章の好投台無し…連敗脱出目前で悪夢の逆転負け「今日は勝つと思っていたのに」

ロッテは5月5日、ZOZOマリンスタジアムでソフトバンクと対戦。土壇場でまさかの逆転を許し、2-3で敗れた。

4連敗中でリーグ最下位に沈むロッテ。連敗脱出をかけて臨んだ試合は、エース・涌井秀章がマウンドへ。涌井は期待に応え、今季チームが6戦全敗と苦手のソフトバンク打線を相手に7回無失点の意地の投球を見せる。すると、打線も奮起し3回裏の好機で細谷圭外野手が適時打を放って2-0と先制。

その後はソフトバンクの先発・中田賢一投手の前に得点を奪えずも、涌井の好投もあり2-0のまま終盤へ。8回は今季10試合に登板していまだに無失点の内竜也投手が3者凡退におさえ、9回は守護神の益田直也へスイッチ。

しかし、益田は昨年まで同僚のデスパイネに痛恨の2点本塁打を浴びて同点とされると、上林誠知外野手には勝ち越しのソロ本塁打を浴び、土壇場で逆転された。

勝利目前で5連敗となったロッテ。エース・涌井が好投を見せていた本拠地での試合だけにファンの落胆は大きい。

■西武が首位楽天に快勝…菊池雄星の5者連続三振に「大化けする年かな」

西武は5月5日、メットライフドームで楽天と対戦。先発の菊池雄星投手が7回1失点の好投を見せるなど投打がかみ合い、7-1で勝利した。

西武は4回裏、無死三塁の場面で主砲・中村剛也内野手が今季第8号の2点本塁打を放って2点を先制。その後も炭谷銀仁朗捕手の適時打など打線がつながり、4-0とする。5-1と4点リードして迎えた8回裏には、走者満塁の好機で浅村栄斗内野手が適時打を放って7-1とリードを広げた。

投げては、今季安定した投球を見せる先発の菊池雄星が、5者連続三振を含む9奪三振で楽天打線を封じた。敗れた楽天は、先発の釜田佳直投手が5回途中5失点と振るわず、試合の主導権を握れなかった。

■日本ハムが4連勝、浦野博司が約2年ぶりの白星「復帰後の勝利おめでとう」

日本ハムは5月5日、京セラドーム大阪でオリックスと対戦。先発の浦野博司投手が約2年ぶりの白星を挙げ、6-2で勝利した。

日本ハムは初回、走者一、三塁の場面で近藤健介外野手が犠飛を放って1点を先制。さらに中田翔内野手が今季第2号となる2点本塁打を放ち3-0とリードを広げた。6回表には走者一、三塁の場面で西川遙輝外野手が犠飛を放って1点を追加。その後、8回9回にも1点ずつ加点し終始試合をリードした。

投げては、2015年6月10日の巨人戦以来、695日ぶりの登板となった浦野が6回途中無失点の好投を見せ、勝利に貢献した。日本ハムはこれで4連勝。対するオリックスは9安打を放ちながらも、打線が好機を生かせなかった。

関連リンク