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プロ野球

中村祐がプロ初先発初勝利!中日はミスで自滅…

広島―中日  プロ初登板で初勝利を挙げ、ウイニングボールを手にポーズをとる広島・中村祐=マツダ【写真提供:共同通信社】


 広島東洋が7対4で中日に勝利し、引き分けを挟んだこのカードの連勝を4に伸ばした。広島東洋は前夜に続いて先制を許す苦しい展開だったが、2日連続で相手ミスにつけ込んでの逆転勝利となった。

 広島東洋はプロ4年目の中村祐が初登板初先発。初回に先頭打者の2塁打から1点を失うと、2回にも松井雅にタイムリーを打たれて0対2とリードを許す。しかしカープ打線は4回に丸がヒットで出塁し、1死後に新井がレフトスタンドぎりぎりに入る2ランで同点に追いついた。「厳しいコースでしたが、上手く打てました」とコメントした新井は、試合後に「狙っていたか」という記者の質問に「それは言えません」と笑顔を見せた。

 直後の5回、中日は京田のプロ初本塁打で再び勝ち越したが、その裏に前夜と同様に助っ人外国人の守備のミスで試合が壊れた。先頭の會澤のなんでもないサードゴロをゲレーロが後逸し、さらに続く代打・天谷の送りバントで吉見の3塁送球をゲレーロが今度は捕球ミスで本塁生還を許して同点となった。これで勢いに乗った広島東洋は、丸のタイムリーで勝ち越し、6回には會澤の2ラン、7回にはエルドレッドのタイムリーと着実に追加点を奪って勝利に結び付けた。

 広島東洋の先発・中村祐は5回5安打3失点でプロ初勝利。中日のゲレーロは9回に追撃のソロ本塁打を放ったが、時すでに遅く、これで今季の対戦成績は、広島東洋の4勝0敗1分けとなった。