- 大学野球
2017.04.30 19:19
法大、投打にソツなく明大に連勝!優勝の可能性残す【東京六大学野球】
★「自分が勝ちを付けて勝ち点を取れるようにしていけたらいい」(法大・菅野)
☆明治大vs法政大2回戦
明治大 000 000 000 =0
法政大 001 111 10× =5
【明】●森下暢、石毛、三輪、髙橋、入江—清水風、西野
【法】〇菅野、熊谷—鎌倉、中村浩
本塁打:法政大・森ソロ〈5回裏〉
三塁打:法政大・大西千
二塁打:明治大・渡辺、法政大・船曳、鎌倉
法大が4連勝の明大に土を付け先勝し迎えた2回戦。明大・善波達也監督は侍ジャパン大学代表候補の森下暢(2年・大分商)を先発に立てる必勝態勢。対する法大・青木久典監督は今シーズン初先発の菅野(3年・小高工)を送り込んだ。
序盤は両先発が安定し、静かだった試合が動き始めたのは3回裏からであった。法大は二塁打を放った8番・船曳(2年・天理)を三塁に置いて、1番・相馬(2年・健大高崎)が犠牲フライを放ち先制。
法大はさらに4回裏には6番・大西千(3年・阪南大)の適時三塁打。5回裏にも2番・森(4年・日大三)のソロアーチで着々と加点し、11安打で5得点。チームで明大投手陣を攻略する意識が随所に光った。
また、法大の先発・菅野は「低めに決まった」変化球をテンポよく投げ込み、7回無失点。1回戦に引き続きリリーフに立った熊谷(4年・平塚学園)も2回パーフェクトで明大を寄せ付けず。法大は2連勝で初の勝ち点を獲得すると同時に、優勝への望みをつないだ。
明大は代打攻勢で7回裏に一死満塁の反撃機をつかんだが、最後は併殺。連敗で今季はじめて勝ち点を落とした。
◎法政大・青木久典監督
「今日は菅野がゲームを作ってくれたおかげで攻撃の方にいい意味でつながったと思います。(菅野が)あれぐらい投げてくれればいうことはない。結果が出ているので、今後もちょっとしたアクシデントがない限りは起用法を変えることはないと思います。(初の勝ち点に)長い長いトンネルありましたし、ほんとに重苦しい雰囲気で練習もやってましたけど、それでも全然気持ちを切らさずにやっていた。4年生が後輩たちをリードしていた練習していたのでいつかこういう日が来るだろうと思ってました。良かったと思います」
◎法政大・菅野 秀哉投手(3年・小高工)
「今日は変化球が低めに決まったのが良かったと思います。ストレートは見せ球でいけたのが良かった。ただ、7回につかまってしまったところは反省しなければいけないと思います。今季は軽いヘルニアで3月終わりくらいに復帰して後もなかなか状態が上がらなかったが、ここからは1勝でも多く、自分が勝ちを付けて勝ち点を取れるようにしていけたらいい。次は完投、完封したいと思います」