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プロ野球

中日が藤井の決勝打で接戦を制す!

阪神―中日  9回中日1死満塁、藤井が中前に決勝打を放つ=甲子園【写真提供:共同通信社】


 土壇場の9回に3点を奪った中日が6対3で阪神に勝利した。
 阪神は今季0勝2敗、防御率5.59の青柳、中日は1勝0敗、防御率1.31のバルデスが先発。中日は初回、2死3塁から平田の適時打で先制に成功すると、さらに2死2、3塁から藤井の適時内野安打で1点を追加。対する阪神は失点直後の1回裏に1死1塁から糸井が甲子園初アーチ。「打った瞬間、角度が上がりすぎかなと思いましたが、スタンドまで届きました」という第4号本塁打をライトスタンドに運びすぐさま同点とする。

 その後、互いに1点を取り合い、3対3で迎えた9回表、中日は1死満塁のチャンスを作ると、高く打ち上げた藤井の打球がショート、セカンド、センターの間に落ちるラッキーな適時打となり勝ち越しに成功。この後さらに堂上の適時打、松井雅の犠牲フライで加点し計3得点。リードを奪うと最後は田島が3人で締めた。

 阪神は8回に2死1、2塁としたが代打・糸原が内野フライに倒れ、勝ち越しならず。6回には岩崎が無死2、3塁のピンチを無失点で切り抜ける好リリーフを見せたが、最終回に不運な当たりもあり守護神・ドリスが崩れ勝利には結びつかなかった。