専修大 000000000=0

日本大 02201000X=5

【専】●高橋礼、上野、谷村—深水、大橋（将）

【日】田村（孝）、◯植谷—西田（賢）

好救援した植谷（日本大）

開幕から勝ちの無い専修大は今季不調の高橋礼投手（4年・専大松戸）を先発のマウンドに送ったが、2回には自らの失策もありピンチを招くと、日本大が真田一斗外野手（2年・明徳義塾）の内野安打と押し出し死球で2点を先制する。

さらに3回には今節から先発起用されている西田賢太捕手（2年・日大鶴ヶ丘）が2点タイムリーを放ち、高橋礼をこの回限りでノックアウトした。

4点をリードする展開の日本大だったが、5回2死一塁で先発の田村孝之介投手（2年・日大三）から植谷翔磨投手（2年・松戸国際）へと非情の交代をし、勝利にこだわる。その裏には石井大貴内野手（2年・常総学院）のタイムリーでダメ押しし、日本大がそのままリードを保ち快勝。連勝で専修大を下した。

一方、専修大は1分けを挟み開幕6連敗となった。

◎日本大・仲村恒一監督

「（5回の投手交代は）前の打席で合わされていて嫌な流れを感じましたし、植谷の状態も良かったので、思いきって代えることができました。西田は（今週から）初めてマスクを被っていますが、落ち着いていますし、良い場面で打ってくれました。経験の少ない選手がチームを助けてくれています」

◎日本大・西田賢太捕手（2年・日大鶴ヶ丘）

「昨日、頭部に死球を受けてから、楽になったというか野球に集中できています。準備はひたすらしてきましたし、先輩たちもアドバイスをくれるので、とてもやりやすい環境でプレーさせてもらっています」

攻守で存在感を示した西田賢太（日本大）

★勝利の女神？

この日、日本大は佐々木杏海マネージャーがベンチ入り。女子マネージャーのベンチ入りは珍しいが、仲村監督は「4年生唯一のマネージャーで頑張ってきた子なので、財産になってくれれば」と話し、佐々木も「監督に感謝しています。選手はベンチでこんなに声を出しているんだとか感動しました」と笑顔で語った。

佐々木杏海マネージャーがベンチ入り（日本大）

文・写真：高木遊