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ハムの泥沼続く…栗山監督の誕生日に12年ぶりの10連敗

ソフトバンク―日本ハム  ソフトバンクに敗れ10連敗となり、厳しい表情の日本ハム・栗山監督=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクが4対1で北海道日本ハムに勝利した。
 この日が56歳の誕生日だった北海道日本ハムの栗山監督。福岡ソフトバンクは、初回から敵将に手痛い誕生祝いを贈った。1死から今宮が「うまく引っかかってくれた」という今季第1号の先制ソロ、柳田が四球で出て盗塁を決めると、すかさず内川がタイムリー。さらにデスパイネは「ベンチがいい雰囲気になって、その流れに乗った」という2ランでたたみかけて一挙4点。2回以降はチャンスを作りながら追加点を奪えなかったが、その重たいムードを振り払ったのが先発・東浜の粘投だった。

 初回から援護をもらった東浜は、2回から5回まで毎回ランナーを出しながらも粘りのピッチングで6回まで無失点。7回表に不調のレアードに一発を浴びて1点を失ったものの、しっかりと先発の役割を果たして今季2勝目を挙げた。

 一方の北海道日本ハムは、先発・村田の立ち上がりがすべてだった。2回以降はブルペン陣を含めて福岡ソフトバンク打線に得点を許さなかっただけに、結果的に2点目以降の失点が大きく響いた。これで北海道日本ハムは12年ぶりの10連敗。しかし、絶不調だったレアードに一発が出たこと、投手陣が2回以降に粘りを見せたことなどが、明日につながる可能性は十分にある。気持ちをしっかりと切り替えて、指揮官への1日遅れの誕生日プレゼントを贈りたいところだ。