阪神―ＤｅＮＡ 　６回まで無安打の好投で２勝目を挙げたＤｅＮＡ・浜口＝甲子園【写真提供:共同通信社】

　両先発の投げ合いにより、緊迫の投手戦となった試合は、横浜DeNAが1対0で阪神に勝利した。
　横浜DeNAはルーキーながら1勝0敗、防御率1.65の濱口、阪神は1勝0敗、防御率3.50の秋山が先発マウンドに上がった。横浜DeNAは初回、先頭・桑原の安打から2死3塁のチャンスを作ると筒香がライト前にタイムリーを放ち1点を先制。援護をもらった速球派左腕の濱口はカーブ、スライダー、チェンジアップにキレがあり、ストレートと変化球のコンビネーションで阪神打線を寄せ付けない。中盤に3イニング続けて四球を与える場面もあったが、6回まで無安打無得点に抑えた。

　対する阪神先発の秋山も球に伸びがあり、6回終了時で奪三振数は早くも2ケタに。1回2死から7回終了まで19人連続アウトというこちらも抜群の投球を披露した。この好投に報いたい打線は7回、糸井のチーム初安打を足掛かりに2死満塁とするが、代打・新井がフルカウルから空振り三振。続く8回にも2死2、3塁と一打逆転のチャンスは作ったが福留がセカンドゴロに倒れ得点ならず。

　結局、濱口が7回途中を2安打無失点と好投した後、山崎康、三上、パットンとつないだ横浜DeNAが逃げ切りに成功。初回の1点を守り切った。