- 大学野球
2017.04.25 17:20
一挙10得点の猛攻!慶大が4番・岩見の満塁弾などで大勝!【東京六大学野球】
★1イニング計8安打で10得点
☆慶應義塾大vs立教大4回戦
慶應義塾大 000 1000 000=10
立教大 000 000 200=2
【慶】〇髙橋佑、佐藤、髙橋亮—郡司
【立】●手塚、中村、田中誠、宮崎、比屋根、中川—藤野、髙田
本塁打:慶應義塾大・岩見《4回満塁》
1勝1敗1分けで迎えた4回戦。慶大は左腕・髙橋佑樹(2年・川越東)、立大は右腕・手塚周(2年・福島)と、ともに2年生投手が先発マウンドに上った。
両チームともに初回のチャンスを逃し、序盤3回までは無得点。しかし、前日の試合で1イニング一挙5点を奪った慶大打線が、この日も同じ4回に集中打を見せる。この回先頭の3番・柳町達(2年・慶應)、続く4番・岩見雅紀(4年・比叡山)の連打で無死1、3塁とすると、前日本塁打を含む2打点の活躍を見せた5番・郡司裕也(2年・仙台育英)がライト前へ先制タイムリー。さらに送りバントと死球で1死満塁として、8番・照屋塁(4年・沖縄尚学)から髙橋佑、天野康大(4年・智辯和歌山)、瀬尾翼(4年・早稲田佐賀)と4者連続タイムリーで6点をリード。そして1死満塁から、この回2度目の打席に立った4番・岩見が、「打ったのはチェンジアップ。(満塁弾は)素直に嬉しいです」とレフトスタンドへトドメの一発を放って一挙10点を奪った。
慶大先発の髙橋佑は、初回のピンチを凌ぐと、2回から6回までは許したヒット1本のみ。7回に2点を失ったが、7回を5安打1四球2失点の好投で今季2勝目。第4戦までもつれ込んだ中で貴重な勝ち点を掴み取った。
敗れた立大は、先発の手塚が4回に捕まると、2番手の中村碧聖(3年・聖望学園)も相手の勢いに飲み込まれ、前日先発しながらも連投となった3番手の田中誠也(2年・大阪桐蔭)が満塁被弾。5回以降は無失点に抑えただけに、まさに“死の4回”となった。
◎慶應義塾大・大久保秀昭監督
「(4回は)打順の巡り合わせが良かった。郡司、柳町、岩見、清水翔の4人にはキャンプから人よりも多く打たして、『お前らが打てなかったら勝てない』と言ってきた。その期待に応えてくれた。それも(先発の)髙橋が頑張ってくれたおかげです」
◎慶應義塾大・岩見雅紀外野手(4年・比叡山)
「(本塁打は)狙ってはいない。点数も入っていて2巡目で勢いに乗っていた。6点でもまだセーフティーリードとは思ってなかったので良かった。(通算12本目に)ホームラン数は意識していない。とにかく勝ちたい。優勝が第一目標。全部ヒットでも、極端な話、僕
が全部バントしてでも勝てるならその方がいい。(立大と全4戦を振り返って)何よりも初戦で負けなかった大きい。粘って勝てたことも自信になる。周りも『慶應は粘り強い』と思ってくれたと思う」