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プロ野球

2戦ぶり先発の高山 初回先頭打で福留弾呼んだ 北條は千金押し出し

 ◇セ・リーグ 阪神4―1巨人(2017年4月21日 東京ドーム)

<巨・神>初回、スタメンに戻った高山がいきなり右前へ先頭打者安打を放つ

 主役は投打の柱にほかならないが、勝利を呼び込む上では、若手2人も貴重な働きを見せた。

 まずは阪神・高山だ。2試合ぶりに「1番・左翼」で先発復帰すると、すぐさま魅せた。初回、カウント1ボール1ストライクからマイコラスの内角スライダーを捉え一、二塁間を破る右前打。相手右腕とは通算11打数4安打の打率・363を誇る「隠れキラー」が出鼻をくじき、福留の3ランにつなげた。

 「得点につながったのは良かったです。(相手が右投手ということを)僕個人が気にすることはないので。明日も頑張るだけです」

 北條も気を吐いた。右投手との対戦とあって糸原の先発も予想されたが4試合連続でスタメン出場した。4回1死から右中間を破る二塁打。得点にはつながらなかったが右腕に見舞ったボディーブローが続く5回2死満塁で実を結んだ。1ボール2ストライクから粘り最後はフルカウントから7球目の低め直球を見極め押し出し四球。貴重な追加点を奪った。

 「しっかり見極められて良かった。(相手が)右投手でも打たないと、レギュラーにはなれないので」

 試合後、金本監督は北條の起用について「やっぱり去年の経験とか、そういうのがあるし。彼がレギュラーではないんだけど」と説明。続けて押し出しの場面を振り返り「トリ、北條が際どいボールをよくね。一番、手が出そうなボールだけど。あの2人の四球がめちゃくちゃ大きかった」と手放しで称賛した。

 飛躍が期待されながら、なかなか思い通りにならない2人。試練を乗り越え成長した先には、強力な猛虎打線誕生となるはずだ。(久林 幸平)