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プロ野球

東芝・宮川、下半身主体フォームに変え最速154キロ 今秋ドラ1候補の23歳右腕

 【第90回都市対抗野球大会 注目・令和の怪腕(上) 東芝・宮川哲投手】第90回都市対抗野球は13日に開幕する。全国36代表が集う社会人最高峰のトーナメントは、今秋のドラフト候補選手がしのぎを削る舞台でもある。10月17日のドラフト会議でも上位指名が予想される3投手を3日にわたり紹介する。

名門・東芝を支える岡野(左)宮川の二本柱

 最速154キロを誇る23歳右腕の宮川は脱力投法でライバルを圧倒する。「力感なくゆったり左足を上げ、リリースで爆発する方が打者は嫌がるんですよね。力んで投げてもスピードは出ない」。東海大山形時代は投手兼外野の二刀流で、上武大入学後、投手に専念した。投手歴は浅かったが、入社後にシート打撃の投手として登板中に気付いたという。

 遠投120メートルを誇る強肩のパワーで押し切った大学時代から、下半身主体のフォームに変えた。昨春のスポニチ大会で初めて150キロ台を計測すると、今年6月の都市対抗2次予選・三菱日立パワーシステムズ戦で自己最速154キロをマーク。140キロ台のカットボール、フォーク、カーブと緩急を交え三振を奪えることも、プロにとって魅力だ。

 「球の力でいけば12人(1巡目指名)には入ってくるだろう」と楽天・後関昌彦スカウト部長。競合必至の大船渡・佐々木朗希から方針転換する球団も出てくる可能性はある。

 同じくドラフト候補の岡野祐一郎投手(25)との2本柱で出場チーム最多、8度目の大会制覇を目指す。「強気のピッチングを見てほしい。ピンチになっても攻める投球です」。宮川は自身初の全国タイトルを手中に新たなステージへ羽ばたく。(特別取材班)