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侍ジャパン

西武、秋山先頭弾で2位浮上 佐々木誠に並んだパ歴代5位19本目

 ◇パ・リーグ 西武5―0ロッテ(2019年7月6日 ZOZOマリン)

初回、秋山が右越えに先頭打者本塁打(撮影・長久保 豊)

 西武・秋山の一発が、勝利の号砲だった。初回、フルカウントから涌井の7球目。143キロ直球を右翼ラグーン席に打ち込んだ。  「先頭が出れば得点の可能性が広がる。結果的に本塁打になっただけ」

 淡々と振り返った13号ソロは今季3本目の先頭打者本塁打。通算19本の先頭弾は、南海や西武で活躍した佐々木誠に並ぶパ・リーグ歴代5位の記録だ。

 5月25日の日本ハム戦、6月6日の広島戦に続いて、秋山が先頭弾を放てばチームは3連勝。それでもリードオフマンは「自分一人で野球をやっているわけではない。でも先に点が入るということは大きい」と、まずは勝利を喜んだ。

 昨季まで「不動の3番」だった浅村がFAで楽天移籍。その穴を埋めるべく3番起用が中心だった3、4月は打率2割台前半に低迷した。1番に打順が戻った5月は月間4割を超えた。今季13本塁打中、走者なしの場面での一発は12本。「先頭打者」で水を得た魚のように暴れている。

 順調なら今季中に海外FA権利を取得する。昨オフに球団が提示した複数年契約を断り、出演したラジオ番組では初めて「ゼロではない」とメジャー挑戦の意思も表明した。

 この日は先頭弾を含む2安打2打点。し烈な上位争いの中で5月25日以来の2位浮上に貢献したが「優勝を目指している。2位でどうこうはない」と高みを見据える。佐々木誠は90年日米野球で、MLB選抜を率いたドン・ジマー監督に「メジャーに連れて帰りたい」と評価された。今の秋山はそれに負けない実力を兼ね備えている。 (君島 圭介)

○…秋山(西)が今季3本目、通算19本目の初回先頭打者本塁打。パでは佐々木(ダイエー、西)と並ぶ5位タイに浮上した。なお、初回先頭打者本塁打のプロ野球記録、及びパ・リーグ記録は福本(阪急)の43本(表24、裏19)、セ・リーグ記録は真弓(神)の38本(表21、裏17)となっている。