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阪神・岩貞が今季初勝利!3連敗の中日・森監督は打順のテコ入れを示唆…

中日―阪神  8回途中まで1失点で今季初勝利を挙げた阪神・岩貞=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


 阪神が3対1で中日に勝利。終盤の好機を確実にものにし、鳥谷の歴代2位となる1766試合連続出場に花を添えた。
 先発は今季3試合に登板して防御率1.86のバルデスと、0勝1敗、防御率8.10の岩貞。岩貞は4月7日の読売巨人との試合で5回4失点を喫し敗戦投手となって以来、中10日のマウンドへ。ともに走者を背負いながらも粘りの投球で、0対0のまま4回を終えた。

 投手戦の中で先制したのは阪神。5回表に投手の岩貞と上本の安打で2死1、2塁として糸井が詰まりながらもレフト前にタイムリー。しかし直後の5回裏、中日はルーキー・京田が自慢の足を生かして2塁打とすると、杉山のセーフティバントが相手の失策を誘う間に京田の好走塁で同点のホームを踏んだ。

 再び試合が動いたのは8回表だった。阪神は糸井の単打と原口の2塁打で無死2、3塁の好機を作ると、中谷がきっちりライトに犠牲フライを放って勝ち越しに成功。さらに北條の右中間を破るタイムリー3塁打で2点差。このリードを岩貞からマテオとつなぎ、9回裏をドリスが締めて逃げ切った。

 7回2/3を1失点に抑えて今季初勝利を挙げた岩貞は「ようやく勝ててホッとしています。これまで不甲斐ないピッチングを繰り返していたので、ひとつ勝てたのでここからスタートにしていきたい」と次回登板にさらなる活躍を誓っていた。

 一方、今季2度目の3連敗を喫し借金が7に増えた中日は、またしても打線が投手陣を援護できなかった。8回裏に無死1、2塁と反撃の機会をつくるも、荒木が犠打を決めきれず、強攻策の結果は最悪の併殺打。頼みのクリーンアップも平田が4回裏に放った1安打のみと振るわなかった。試合後の森監督は「打線に関しては手を打っていかないとどうしようもない。明日はなんとかしないと」と打順の大幅なテコ入れも示唆していた。