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大学野球

古田塁と西川元気の3打点などで東洋大大勝。亜細亜大はまさかの7失策【東都大学野球】

★4年生の活躍で今季初勝利

5番に昇格し3打点を挙げた西川元気(東洋大)


東洋大vs亜細亜大1回戦

東洋大 003036100=13

亜細亜大 0000000012=3

【東】◯飯田−西川

【亜】●高橋(遥)、松本、井上—頓宮

本塁打:東洋大・古田《3回3ラン》

開幕連敗スタートとなった東洋大だが、目の覚めるような強打で亜細亜大に大勝した。

主将でエースの飯田晴海投手(4年・常総学院)がテンポの良い投球でリズムを作ると、打線の口火を切ったのは2番に抜擢された古田塁外野手(4年・天理)だった。

3回に亜細亜大のドラフト候補左腕・高橋遥人投手(4年・常葉橘)からレフトスタンドに飛び込む3ラン本塁打を放ち、チームに勢いをもたらした。

5回には古田の二塁打を皮切りに、相手のミスもあり3得点を奪う。6回には昨秋高橋から3安打を放っている相性を買われ5番に昇格した西川元気捕手(4年・浦和学院)のタイムリーや相手ミスなどで6得点を奪い、中盤で試合を決めた。

一方、敗れた亜細亜大は高橋が6回を投げ8四死球12失点、守備でも高橋の1失策含む7失策で大敗。固い守備が武器の亜細亜大らしからぬ戦いで初戦を落とした。

9回3失点完投で今季初勝利を挙げた飯田晴海(東洋大)


◎東洋大・高橋昭雄監督

「古田の3ランが効いたね。ずっとパンチはあったんだけど、これまでツキがなかった。今日は使おうと、4・5日間練習からやってきました。(今季初勝利なので)今日は褒めてやろうと思います(笑)」

◎古田塁外野手(4年・天理)

「3年までは強引な打撃をしてしまっていましたが、今年は野手の間を抜いていこうと考えるようになりました。目標にしていた結果がようやく出て夢のようです」

文・写真:高木遊