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プロ野球

ラミ監督「去年と同じ轍は踏まない」もう新方程式7回山崎康→9回パットン

 ◇セ・リーグ DeNA6―3ヤクルト(2017年4月16日 横浜)

<D・ヤ>最後を締めた新守護神のパットン(右)とハイタッチするDeNA・ラミレス監督

 新たな守護神を、笑顔で迎え入れた。今季初のカード勝ち越しを決めたDeNA・ラミレス監督は、最終回の9回を締めたパットンとベンチ前でハイタッチを交わした。

 「グレートフィーリング!初の勝ち越しをホームで決めることができて非常にうれしく思うよ」

 勝利の裏には、指揮官の大きな決断があった。5―3の7回。マウンドに送ったのは、史上初の新人から2年連続30セーブ以上をマークしてきた不動の守護神・山崎康だった。最速149キロの直球を軸に3者凡退。8回はセットアッパーの三上が3者凡退で続き、9回を任せたのは、新外国人のパットン。先頭に中前打を許したが後続を断って、来日初セーブをマーク。初めて9回のマウンドに立った助っ人右腕は「抑えのポジションをエンジョイできると思う」とうなずいた。

 指揮官は山崎康を前日の試合前に呼び「7回を任せたい」と伝えた。まだ開幕14戦目。山崎康は直近2試合で救援失敗しただけだが、指揮官の決断は早かった。パットンはオープン戦6試合を含め14試合連続で無失点。「個人の成績よりもチームの勝ちをとりにいく。去年と同じ轍(てつ)は踏まない」とし、今後について「(守護神は)パットンでいく」と語った。昨季は球団創設初の3位に入ったが、春先に最大借金11を抱え、優勝争いから遠ざかった。今季目指すは優勝。負けが先行する現状打破へ、指揮官の覚悟がのぞいた。

 山崎康は「ポジティブに考えている。チームの戦力として必要とされている以上、100%の力を出してやるだけ」と前だけを向いた。山崎康―三上―パットン。新方程式を上昇の武器としなければならない。 (中村 文香)