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プロ野球

福留「息が止まった」ダイビングキャッチ超美技でチーム鼓舞

 ◇セ・リーグ 阪神1―7広島(2017年4月15日 甲子園)

<神・広>2回表2死一、三塁、菊池の打球を福留が好捕

 一方的な試合展開になることを恐れた虎のベテランが攻守でチームを鼓舞した。3回、2点を追加されて0―6となり、なお2死一、三塁。菊池の右翼線への飛球にダイビングキャッチを敢行。落下すれば適時打になったであろう一打をつかみ、さらなる追加点を阻止した。

 「痛かった…。(一瞬)息が止まった。あのままズルズル行くわけにはいかなかった。ピッチャーを助けたいと思って」

 チームをけん引するキャプテンとしての意地だった。捕球後はすぐに立ち上がることができず、左脇腹あたりを抑えるしぐさも見せた。今月26日で40歳を迎えるが体を張ったビックプレーで青柳を勇気づけた。

 5回にはバットで魅せた。4回まで完全投球され臨んだ無死からの第2打席。カウント1ボール2ストライクから5球目の低めカーブを捉え、岡田の顔付近を抜けていく中前打。チーム初安打でその後の糸原の適時打につなげた。安打を放った直後に代走を送られ途中交代したが、最後までベンチで声を出し戦った。

 試合後、金本監督は「(福留は)そう(積極的休養)だね。中谷もチャンスがなかったし」と交代理由を説明した。一時は負傷交代も心配されたが、福留自身も「大丈夫」と強調したように、大事には至らなかったもようだ。連勝はストップしたが、福留がいれば、いくらでも巻き返すことができる。(山本 浩之)