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プロ野球

岡田がプロ初完投で2勝目!広島東洋が7対1で阪神に大勝!

阪神―広島  プロ初の完投勝利を挙げ、笑顔の広島・岡田=甲子園【写真提供:共同通信社】


 首位攻防戦となった甲子園第2ラウンドは、序盤の6得点で優位に立った広島東洋がそのまま7対1で阪神を押し切り、前日の借りを返した。

 広島東洋は初回、田中の安打から無死満塁とすると4番・鈴木の打球が相手の失策を誘い1点を先制。さらにエルドレッドの押し出し死球で追加点を奪うと、天谷がセンター前に弾き返す2点適時打を放ち早くも4得点。3回にも先頭・安倍の2塁打を足がかりにチャンスを作ると、田中の適時打などでリードを広げ、4回にはエルドレッドにも適時打が飛び出した。

 先発の岡田は威力あるストレートを武器に押すピッチングで4回までパーフェクト。5回に1点を失うが7回でも球速が150km/h台をマークするなど終盤でも球威は衰えず、1失点で自身プロ完投での今季2勝目を挙げた。

 敗れた阪神は、先発の青柳が初回に4失点とまさかの乱調。3回には自身の悪送球もありさらに2点を失ってこの回限りでマウンドを降り「失点となったプレーが自分のエラーだったりデッドボールだったりと自分のミスだったので、守っていただいていた野手の方々に申し訳ない気持ちです」と肩を落とした。

 打線は7点を追う5回に、糸原の甲子園初安打となる適時2塁打で1点を返したが、ビハインドを跳ね返すには到底及ばず。序盤の大量失点が最後まで響いた。