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東大の40歳元医師投手・伊藤一志が神宮デビュー【東京6大学野球フレッシュリーグ第2週第1日】

 東京六大学野球リーグの新人戦「フレッシュリーグ」慶大戦に先発した東大3年の40歳、伊藤一志投手=15日、神宮球場


【写真提供:共同通信社】

40歳で神宮デビューを果たした伊藤にとって悔しさの残るマウンドとなった。1イニングを先発として投げ、被安打2、3つのフォアボールを与え4失点。「先制点を取られてしまったのでチームに迷惑を掛けた。それが一番。」試合後、神宮初登板の感想を聞かれ、40歳のオールドルーキーは開口一番にそう答えた。

「自分の中では東大イコール野球だった。受かったんだから、あれだけやりたかったんだからやろうと思った。」伊藤にとって、東京大学のユニフォームを着て神宮で野球をやることは長年の夢だった。一度は医大を卒業し、医者として社会に飛び出した。東大の再受験を考えたのは、34歳の時。友達に軽く「やんねえ?」と言われたことがきっかけで、一度は諦めかけた夢に再び向き合った。東京六大学野球連盟が昨秋までトーナメント方式で行われていた新人戦を、今年から1回戦総当たりのリーグ戦方式に変更し、「フレッシュリーグ」として開催した試合で伊藤に登板のチャンスが巡ってきた。体力的なハンディを補うために昨年、監督から薦められナックルボールを練習し始めた。伊藤が持つ球種はストレートとナックルボールのみ。「それ一本でやっていて、ナックルボールでしか道がないので」と習得に励んできた。今日は、そのボールを痛打され憧れの舞台で結果を残すことは出来なかった。

次回の登板について記者から聞かれると、「今日の内容で次回があるかどうか分からない。試合に出ている以上は、結果がすべて。」と厳しい現実に向き合った。それでも伊藤の挑戦は終わっていはいない。「神宮の本当の舞台はリーグ戦」と語ったように、何度も諦め、遠回りをしながら、ようやくたどり着いた東京大学のユニフォームを着ての神宮のマウンド。「フレッシュリーグ」ではなく、本当のリーグ戦の舞台に立つまで、夢を簡単に諦めるわけにはいかない。

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