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プロ野球

ゲレーロ劇的打!中日が引き分け寸前に新助っ人の一打でサヨナラ勝ち!

中日―巨人  12回中日2死二、三塁、ゲレーロが左前にサヨナラ打を放ち、両手を上げて一塁に向かう。右は本塁に向かう三走大島=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】

 中日がゲレーロのサヨナラ打で読売巨人に3対2で勝利。延長12回の裏、2死と追い込まれた土壇場に試合を動かした。
 開幕投手として投げ合った大野とマイコラスが3月31日以来となる2度目の顔合わせ。立ち上がりから両者ともに譲らぬ投手戦を展開し、6回までスコアレスで試合は進んだ。先手を奪ったのは中日。7回裏に相手の失策絡みによる先制点と大島のタイムリーで2点をリード。しかし、読売巨人もすかさず反撃し、8回表に代打・石川慎の移籍後初安打となる2塁打から中井のタイムリーと坂本の犠牲フライで同点に追いついた。

 その後は互いに決定打を欠き、試合は引き分け寸前の12回裏。今季5度目の延長を戦う中日は簡単に2死と追い込まれるも、大島のこの試合4本目となる安打で流れを変えると、続く亀澤もライト前を放ち1、3塁と好機を演出。ここで10回裏の2死2塁の好機で凡退していたゲレーロが打席に。「3番という打順にいてチャンスで回してもらっているのに結果が出せないのは苦しかった」と悩める主砲が捉えた打球はレフトの前へ落ち、中日が今季初のサヨナラ勝利をおさめた。

 サヨナラの決勝打を放ったゲレーロは「知らないうちにプレッシャーを感じ、深みにハマっていたのだと思う。でもこのサヨナラ安打でいい方向にいけばと思う」と笑み。一方、敗れた読売巨人は、同点に追いついた後の延長10、11回といずれも走者を3塁に進めながら、決め手を欠く形で5連敗となった。