國學院大vs専修大2回戦

國學院大　410000102=8
専修大　　000002000=2
【國】山岡、宮内―横井
【専】前田、谷村、上野、勝田、金城―伊勢、深水
本塁打：國學院大・伊藤（雅）《9回ソロ》

3安打3打点と活躍を見せた伊藤雅（國學院大）

　前日、攻守ともに粘り強さを見せて引き分けに持ち込んだ國學院大。この日は初回、2死無走者からヒットと四球でチャンスを作り、伊藤雅人内野手（2年・関東一）のタイムリーに送球エラーが絡み2点を先制。さらに2死満塁とし、タイムリーと押し出し四球でこの回一挙4点を奪う。
　5－2で迎えた7回、2死無走者から振り逃げで出塁した走者を横井佑弥捕手（3年・大阪桐蔭）のタイムリー二塁打で還した。
　9回は伊藤が大学初本塁打を放つなどダメ押し。13安打8得点と打線が繋がった。先発した山岡就也投手（3年・広島新庄）が6回途中2失点と精彩を欠いたが、宮内崇匡（4年・土浦日大）が味方の好守にも助けられ、リードを守り切った。
　専修大は2死無走者からの失点が響き、三者凡退も8回の1イニングのみ。打線もほぼ毎回ランナーを出したが、秦匠太朗外野手（3年・二松学舎大附）の2点タイムリーのみと苦しかった。
　第3回戦は明日14日（金）、12時より神宮球場で行われる。

2試合連続無失点救援の宮内（國學院大）

◎國學院大・鳥山泰孝監督
「いくつか細かなミスが出ているのでちゃんとやらないといけません。専修さんが粘り強く、なかなか6点目が取れませんでしたが、7回は効果的な追加点になりました。今日はその6点目に意味があるし、ポイントにもなりました。ミスをカバーして勝利につなげるうちの戦い方ができました。宮内がしっかりと役割を担ってくれればいい戦いになると思います。彼が後ろにいることでチームに安心感もあります」

◎國學院大・伊藤雅人内野手
「昨日ノーヒットだったので、とにかく1本を打ちたいと思って調整してきたので初打席に打てたのがよかったです。（ホームランの打席は）このコースに来たら思い切り振ってやろうと、一ヶ所だけ狙っていたのですがちょうどそこに来ました。感触は完璧でした。（5番打者として）前に諸見里さんや鹿屋さん、後ろにも先輩がいるので気楽に、ただ打つことだけを意識しています」

文・写真：山田沙希子