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大学野球

終盤の集中打で同点とした國學院大 継投で反撃かわし引き分けに 【東都大学野球】

大学通算100安打まで29本とした山﨑(國學院大)

國學院大vs専修大1回戦
國學院大 001010300=5
専修大  202010000=5 ※連盟規定により9回引き分け
【國】清水、田中、小玉、宮内―横井
【専】高橋(礼)、堀田、金城―伊勢
本塁打:國學院大・山﨑《3回ソロ》、専修大・和田《3回2ラン》
 
 國學院大が粘り強い攻撃で追いつき、引き分けに持ち込んだ。2点ビハインドの3回、山﨑剛内野手(4年・日章学園)がライトへ飛び込む大学初アーチで1点を返す。その後、互いに点を取り合い2-5で迎えた7回、1死から3連打で1点を奪うと、諸見里匠内野手(4年・沖縄尚学)の犠牲フライ、鹿屋陸外野手(4年・星稜)のタイムリーで同点とした。連盟規定のため延長戦には入らず、9回引き分けとなった。チームの開幕投手を担った清水昇投手(3年・帝京)は3回4四球4安打4失点と崩れたが、投打ともに粘りを見せた。
 専修大は初回に4番・平湯蒼藍外野手(2年・海星)の2点タイムリーで先制するなど、中盤までリードを奪う展開も投手陣が捕まった。9回も1死一、二塁とサヨナラのチャンスを作るが決定打に欠いた。
 

◎國學院大・鳥山泰孝監督
「今日はよく追いつきました。負けなくてよかったといいますか、うちらしくひとりがダメなときはみんなでカバーする典型の試合でした。清水に助けられる試合も出てくるでしょうから、今日は清水を助けた。やはり春の開幕戦の難しさだと思います。山﨑はいつも春先に出遅れてしまいます。今日はホームランを打ちましたが、凡打した内容からしてみても彼本来の状態ではありません。選手それぞれがこれからだと思います」
◎國學院大・山﨑剛(4年・日章学園)
「この冬は強く振ることを意識してきました。ホームランはたまたまです。何で打てたのか分かりませんが、リーグ戦初戦なので思い切りやろうと思って打ったらうまく反応できました。バッティング練習では前に飛ばないのですが、メンタルで打ちました。目標はチームが勝つことなので、1番打者としてしっかりやっていきたいです」

文・写真:山田沙希子