ロッテ―中日２ 　９回に６点を奪って中日にサヨナラ勝ちし、喜ぶ鈴木（７）らロッテナイン＝ＺＯＺＯマリン【写真提供：共同通信社】

■鈴木大地（千葉ロッテ）
○8-7vs中日（ZOZOマリン）
打撃成績／左飛、投犠打、一ゴロ、左本①、右本①、右安②

　千葉ロッテの鈴木大地が、2打席連続本塁打＆サヨナラ打の計3安打4打点の活躍で大逆転劇の主役となった。

　6回まで0対5と敗色濃厚の展開から、7回の鈴木の一発が大逆転劇の幕開けとなった。8回に両チームが得点し、2対7と5点差で迎えた9回裏。鈴木の2打席連続本塁打を皮切りに、中村奨吾、藤岡裕大の適時打で1点差に。なおも満塁のチャンスで、この回2度目の打席となった鈴木がフルカウントから一二塁間をしぶとく破る2点サヨナラタイムリーを放った。

　お立ち台に上った鈴木は「みんながつないでくれて、オイシイところを持っていっただけ」と興奮冷めやらぬ様子だった。最後はバットを折られながらの殊勲となったが「汚いヒットだったけど、勝ったことに変わりはない。最高の試合だった」と喜びに浸った。

　この日はマリンフェスタで、ブルーの特注ユニフォームを着たファンがスタンドを埋めた。「たくさんのお客さんの前で試合をやれて、勝てて最高だった。本当にみなさんのおかげで勝てました」と喜んだヒーローは「明日は振替日で人が入らないことが予想されますが、満員でお願いします」と、交流戦で地元最後の開催となる翌日の試合に向け、最後は営業トークでファンを沸かせた。