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若松VS石田一歩も譲らず!中日対横浜DeNAは延長12回引き分け

中日―DeNA  DeNA戦に先発し、8回1失点と好投した中日・若松=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


 ナゴヤドームでの中日と横浜DeNAの2回戦は、延長12回の末に1対1で引き分け。若松と石田の両先発が1点に抑える投手戦を展開すると、その後の両リリーフ陣も一歩も譲らなかった。

 中日は、中3日で先発のマウンドに上がった若松が3イニング3失点で降板した前回登板の反省を生かした投球を披露。直球主体の攻める投球で2回から6回までを無安打に抑えた。7回表に招いた1死満塁のピンチでタイムリーを浴びるも、最少失点で切り抜けて勝ち越しは許さず、8回を114球の6安打、5奪三振。試合後の森監督も「今日と前回登板の違いは相手に向かっていく姿勢。打者をかわそうとしていたが、やっぱりストレート主体で押していかないと。それで今日の試合で結果が出たわけだから、次の登板がアイツにとって大事な試合になる」と次回登板への期待を口にしていた。一方の打線は3回に大島のタイムリーで1点を先制するも、ゲレーロ、ビシエド、平田のクリーンアップが無安打に抑えられたことを象徴に打線が奮わなかった。

 対する横浜DeNAの先発・石田は3回裏にタイムリーを浴びて1点こそ失うも、4回以降は一人の走者も許さない圧巻の投球。7回を3安打、9奪三振で先発の役割を果たした。打線は7回表にロペス、筒香、宮崎のクリーンアップによる3連打でつくった好機に、ラミレス監督が今季の一押しに挙げるルーキー・佐野がプロ初安打となるタイムリーを放つなど、采配が見事に的中した。