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プロ野球

日本新薬 6年連続36回目の都市対抗出場決めた!

 ◇第90回都市対抗野球大会近畿地区第2次予選 第4代表決定トーナメント 決勝 日本新薬4―0ミキハウス(2019年6月8日 大阪シティ信金スタジアム)

<ミキハウス・日本新薬>6年連続36回目の都市対抗出場を決めマウンドで喜ぶ日本新薬・岩本喜照(左)

 日本新薬が6年連続36回目の都市対抗出場を決めた。初回に「4番・DH」の中稔真外野手の適時二塁打で1点を先制すると、4回に中押しの1点、8回にはだめ押しの2点と効果的に得点を重ねた。先発の榎田宏樹投手が7回2/3を無失点。後を受けた今秋ドラフト候補の岩本喜照投手が1回1/3を無安打無失点に封じ、試合を締めた。

 昨年に続き、都市対抗出場決定の瞬間のマウンドに立てた。6日の第3代表決定トーナメント決勝・NTT西日本戦で2ランスクイズを決められ敗れたが、岩本は「役割が来たら抑えるだけ」と気持ちを切り替えた。8回2死一、二塁の場面で登板すると、2番・大西には際どいコースで勝負し四球を与えたが、3番・長谷川を力ない右飛に仕留め火消しに成功。9回は2三振を奪うなど3者凡退で終え、捕手の鎌田とガッチリ抱き合った。NTT西日本戦で下がり気味だった腕の位置もきっちり修正。最速も147キロをマークし「この予選で勝つためにやってきた。この試合はイメージ通り投げられた」と相好を崩した。

 昨年、セ・リーグ最多勝のタイトルを獲得した広島のエース・大瀬良の4年時、九州共立大に入学。「マウンドでの気持ちのつくり方、ピッチングフォーム、投球の組み立て方とか…。本当にいろいろアドバイスをもらった」と、大瀬良を理想の投手像に掲げる。現在も大瀬良の登板試合はチェック。リーグ3連覇チームのエースである憧れの大先輩の活躍に「大瀬良さんと同じステージに必ず立つ」と誓っている。

 大学4年時のドラフトではソフトバンクなどプロ2球団から調査書が届き、記者会見の準備までしていたが、結局指名されず。その悔しさを胸にやってきた。今年は勝負の3年目。「チームも勝って、自分もアピールしたい。都市対抗では150キロは出したい」。188センチ、86キロの大型右腕が自慢の直球で日本新薬3年ぶりの初戦突破をもたらし、自らも未来への輝かしいレールを敷く。