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高校野球の球数制限 「総量規制」で“自由度”確保も大会途中での制限では…

 日本高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第2回会合が7日、都内で行われ、一定の日数の中で投球数を制限することを答申に盛り込むことを決めた。全国大会のみを対象とし、具体的な日数や制限数などについては、9月20日に行われる第3回会合で検討する。早ければ来春センバツから投球制限が導入される見通しだ。

 

 障害予防を目的とした球数制限の議論は、一定期間の総投球数規制という形でスピード感を持って方向性が出た。1試合での制限ではなく「総量規制」とした背景には、監督の裁量を確保する狙いがある。中島教授は「現場の監督が知恵を絞って、どの投手にいつどのくらい投げさせるのか幅を持って考えるということ。1試合ごとに制約をかけるより自由度が増す」と述べた。

 一方で課題もある。制限がかかるまでの試合の投球数をどう考慮するかだ。13年センバツでは済美の安楽(現楽天)が大会通算772球を投げた。初戦となった2回戦と3回戦で391球、準々決勝から決勝まで3試合で381球。試合間隔が空くとはいえ、安楽のように初戦から1人で投げている場合、大会途中から制限したところで本当に体を守ることになるだろうか。将来的には大会序盤からの導入も視野に入れる必要がありそうだ。

 歴史的な一歩を踏み出したが、地方大会での導入を含め、長期的な議論はスタート地点に立ったばかりと言える。(アマ野球担当キャップ・松井 いつき)