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阪神 今秋ドラフトは大船渡・佐々木を最上位評価!163キロ令和の怪物獲りへ徹底マーク

 阪神は28日、兵庫県西宮市内の球団事務所でスカウト会議を開いた。この日までに最速163キロを誇る大船渡(岩手)の佐々木朗希投手(3年)を、実力面で最上位評価していることが判明。星稜・奥川、横浜・及川、創志学園・西、明大・森下らもリストアップしている1位候補の中でも評価は随一で、次代のエース候補としてドラフト直前まで徹底マークする方針だ。

大船渡のエース佐々木

 今季もペナントレースの水面下で、来季へ向けた準備を同時進行中だ。最大の戦力補強こそドラフト。昨年は近本を筆頭に、育成枠を含む全7選手のうち4人を野手が占めた。それを受け、高校生投手が大豊作と言われる今年は、投手の1位指名が最有力視される。

 中でも最上位評価しているのは大船渡・佐々木だ。この日、球団はスカウト会議を開催し、高校生の上位候補約10人の映像をチェック。畑山統括スカウトは「まずこの時期は高校生というところで高校生だけに絞って上位候補をあげてもらい、現状を報告してもらった」と話した上で、1位候補の佐々木、星稜・奥川、横浜・及川、創志学園・西の評価について「そこの優劣は付けていないです」と話すにとどめた。だが関係者の話を総合すると、実力面の最上位評価は佐々木のもよう。球団幹部も「佐々木君の評価自体は極めて高いと言える」と、短い言葉に熱意を込めた。

 佐々木は高校歴代最速となるMAX163キロを誇る本格派右腕。1メートル90、86キロの恵まれた体格をフル活用し、剛球を投げ込む。その素材と実力はエンゼルス・大谷翔平級の「令和の怪物」として注目を集めている。

 阪神は昨秋のドラフト直後から、早々と調査に着手。投手では佐々木、奥川、及川、西の高校生4投手に加えて明大・森下、東海理化・立野らを1位候補としてリストアップした。その中でも実力面のトップ評価は、佐々木というわけだ。

 とはいえ最上位評価が、必ずしも1位指名に直結するわけでもない。近年の阪神の1位指名決定は、他球団の動向なども精査し、ドラフト当日の決定が恒例。他球団が佐々木指名に集まるようなら、その裏をかいて他の1位候補の指名に踏み切る手もある。会議直前まで情報収集に努め、ドラフト戦略を練る。

 そのためにも佐々木のマークは外せない。直近でも25日の盛岡商との練習試合を畑山統括スカウト、葛西スカウトが視察。今後も夏の岩手大会はもちろん甲子園大会に出場した場合には編成部門総出でチェックすることになる。加えて、選出が確実視されるU18ワールドカップ(8月30日~9月8日、韓国)の壮行試合や本大会も視察することが確実だ。

 令和初のドラフト。猛虎は虎視眈々(たんたん)と「令和の怪物」の真価を見極めていく。