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プロ野球

阪神5発で巨人に連勝!糸井が弾丸先制2ラン「行ってくれと思った」

 ◇セ・リーグ 阪神13―8巨人(2019年5月15日 東京D)

糸井は菅野から右越えに先制2ランを放つ(撮影・大森 寛明)

 2位や!首位に1ゲーム差や!!阪神は5本塁打で今季最多の18安打を放ち、13得点。特に菅野から4発、10得点で完全攻略した。猛攻の口火となったのが初回の糸井嘉男外野手(37)の先制&決勝の2号2ラン。3月30日ヤクルト戦以来、170打席ぶり一発で開幕6連敗のあと、令和に入ってからは2連勝とした。セ・リーグは首位の巨人を1ゲーム差で3チームが追う大混戦となった。

 着弾した瞬間、東京ドームが少し揺れたかと思うほどの凄さだった。超人・糸井の右翼席中段への弾丸ライナー。初回1死一塁から真ん中付近のスライダーをとらえた2号2ランが、菅野を完全攻略する口火となった。

 「行ってくれと思った。しっかりいいスイングができて先制できたのはよかった」

 3月30日ヤクルト戦以来39試合ぶり、170打席ぶりの一発にも表情一つ変えずにダイヤモンドを一周した。阪神に移籍した17年以降では最長のブランクだったが、ようやく終止符を打った。今季の巨人戦では、8試合目で初めてもたらした先制点だった。

 豪快な一発が影を潜める期間中、糸井は独自のメニューで打開を目指した。首脳陣に志願して、4月上旬から試合前の打撃練習を室内に移した。理由は一つだ。「数を打ちたいんで室内でやります」。今回の東京ドーム2日間もチームが球場入りする1時間前には到着して、ブルペンでネットに向かってティー打撃を繰り返していた。その効果が実を結んだ。

 6回はリードが3点に広がり、さらに1死一、三塁で中犠飛。8回は先頭で野上から左中間二塁打を放った。極めつきは9回のアダメスからの右前打。3安打3打点の大活躍で、今季巨人戦は31打数12安打の打率・387とするなど、嫌な印象をしっかり与えた。

 「2連勝できたのでよかったです」

 チームも開幕から6連敗していた巨人に2連勝。令和に突入して大逆襲に転じている。2位に浮上し、その首位・巨人にもついに1ゲーム差と大接近した。セ・リーグは1ゲーム差に4球団がひしめく大混戦だ。

 興奮気味の矢野監督も「チームに勢いとか流れというところでね。きょうのヒットは1本1本が内容のあるものだと思う。気持ち的にも上がる1本1本が多かったので、楽しみが増えたかなと思う」と手応え十分のG倒。今季最多の18安打で13得点大勝に、追い風を感じずにはいられない。(長谷川 凡記)