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プロ野球

阪神・守屋 プロ初勝利 昨年西日本豪雨で被害受けた地元倉敷に勇気届けた

 ◇セ・リーグ 阪神13―8巨人(2019年5月15日 東京D)

<巨・神>プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手にはにかむ守屋(撮影・北條 貴史)

 記念すべきプロ初勝利は格別だった。敵地・東京ドームで迎えた、伝統の一戦。序盤から激しい点の取り合いになった展開をビシッと締めたのが守屋だ。先発・岩田の後を受けて2番手でマウンドへ上がると、気迫の投球を見せた。

 「いつも通り、0で帰ってくると思ってマウンドへ上がりました。強気のピッチングができているので、ここまで結果が出ているんだと思います」

 圧巻は5回だ。先頭の坂本勇を右飛に仕留めると、快投ショーがまる。2年連続セ・リーグMVPの丸を内角直球で見逃し三振。続く岡本のバットは150キロの剛球で空を切らせた。2者連続K。炎の14球で強力打線をねじ伏せた。今季は17試合に登板し、防御率0・96。通算26試合目でつかんだ待望のプロ1勝だった。「ことし、矢野さんの力に絶対になりたいので、ファンの皆さんも力を貸して下さい」。2軍監督時代から気に掛けてくれた指揮官にビッグな1勝をプレゼントできた。

 倉敷工からHonda鈴鹿を経て14年のドラフト4位で入団。15年は1軍昇格すらかなわなかったが、サイドスローから繰り出す剛球を武器に16年に1軍デビューを果たした。今季は入団後初めて1軍春季キャンプに抜擢させるなど、指揮官の秘蔵っ子として期待された右腕だ。

 昨年、地元の倉敷は西日本豪雨で大きな被害に見舞われた。同年8月中旬に訪れ、避難所生活を強いられる市民と交流を深めた。地元の声援も力に変える力投だった。

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