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高校野球

昨夏覇者・作新学院、猛打で帝京第五を下す

3月23日(木)、「第89回選抜高等学校野球大会」4日目第3試合には、昨年夏の甲子園優勝校・作新学院(栃木)が登場。春は5年ぶり10回目の出場となった作新学院は、48年ぶり2回目の出場を果たした帝京第五(愛媛)と対戦。

序盤から作新学院打線が、帝京第五のエース岡元 健太朗(3年)の立ち上がりを攻めたてる。

「選抜第4日」 作新学院―帝京五  帝京五戦で7回5安打無失点と好投した作新学院・大関

初回、二死から3番・池沢 快斗(3年)が四球で出塁すると、4番・中島 淳(3年)、5番・相原光星(3年)、6番・加藤 翼(3年)の連続タイムリーで3点を先制。

その後も、4回までに10安打7得点と、帝京第五を大きく突き放す。さらに、中盤以降も攻撃の手を緩めず、6回にはワイルドピッチで1点、さらに続く7回にも押し出し四球で追加点を挙げ、7対0とリードを広げる。

一方の帝京第五は、作新学院のエース・大関 秀太郎(3年)の前に、1点が遠い。2回には、一死一、三塁の場面からスクイズを仕掛けるも、敢え無く失敗。6回にも、二死満塁のチャンスを作るが、4番・篠崎 康(3年)がレフトライナーで打ち取られ、この回も得点ならず。

それでも、9回裏。先頭の4番・篠崎がライト前ヒットで出塁。二死三塁の場面から、7番・堀内 大暉(3年)が三塁線を破るタイムリーツーベースヒットで1点を返し、意地を見せた。

しかし、8回からマウンドに上がっていた作新学院の2番手・篠原 聖弥(3年)に後続を抑えられゲームセット。9対1で、作新学院が初戦突破を決めた。勝った作新学院は、2回戦で熊本の強豪・秀岳館と対戦する。