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前橋育英、盤石な投手リレーで選抜初勝利

中村―前橋育英 5回表中村無死、岡本の飛球に中堅手皆川が飛びつき好捕=甲子園【写真提供:共同通信社】

第89回選抜高等学校野球大会 2日目第3試合 
「1回戦 前橋育英(群馬)vs中村(高知)」

第89回選抜高等学校野球大会2日目第3試合は、昨秋の関東大会ベスト4の前橋育英(群馬)と、21世紀枠として40年ぶりの甲子園出場を決めた中村(高知)との対戦。

 2回裏、前橋育英は先頭の4番・飯島 大夢(3年)、5番・戸部 魁人(3年)の連打でチャンスを作ると、6番・堀口 優河(3年)の犠打で一死二、三塁。続く、7番・田中 宏樹(3年)が期待に応えるセンター前タイムリーを放ち、2点を先制する。
 しかし、3回以降は、中村のエース・北原 野空(3年)が立ち直り、130キロ前半のストレート、スライダー、カーブを投げ分け、前橋育英打線に追加点を与えない。

 一方の前橋育英の先発左腕・丸山 和郁(3年)も、最速144キロのストレートとスライダーを武器に5回まで6奪三振の快投を続ける。丸山の好投にバックも応え、5回表には、中村の7番・岡本 諒(2年)が振り抜いた当たりがセンター後方への飛球となるも、前橋育英の皆川 喬涼(3年)が背走しながらジャンピングキャッチ。このスーパープレーに、甲子園が沸いた。
 その皆川は6回。無死一塁の状況で、丸山に代わって登板。140キロ台の真っ直ぐで、中村打線を無失点に抑える。
 その裏、前橋育英は、一死二、三塁から8番・小池 悠平(2年)のレフト線を抜ける適時二塁打で、2点を追加。さらに、二死三塁と続くチャンスに、1番・丸山の二塁への強襲ヒットで5対0と点差を広げる。

 このままでは終われない中村にチャンスが訪れたのは、9回。8回からマウンドに上がっていた前橋育英の192センチ右腕の根岸 崇裕(3年)を捉える。一死から、4番・一円 優太(3年)が右中間を破る二塁打を放つと、6番・岡上 颯(3年)のタイムリーで1点を返す。しかし、反撃はここまで。根岸は後続を抑え、前橋育英が5対1で中村を破り、選抜初勝利を決めた。
 試合後、夏の甲子園優勝経験のある前橋育英相手に、健闘を見せた中村ナインに大きな拍手が送られた。
 2回戦進出を決めた前橋育英は、大会7日目の第1試合で報徳学園と対戦する。