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嶋田&正木弾!慶大が計13安打15得点の猛攻で勝ち点3!【5/5 春季東京六大学野球 2回戦 東京大学 vs 慶應大学】

計13安打15得点の猛攻を見せた慶大が、15対0東大に圧勝。3カード連続で勝ち点を奪って単独首位に立った。

 前日の1回戦では3点を先制される展開となった慶大だが、この日は初回からエンジン全開だった。1回裏に4番・郡司裕也(4年・仙台育英)の先制タイムリーに、6番・嶋田翔(3年・樹徳)が「甘いコースに来た球を強く叩こうと思っていた結果」とレフトへ3ランを放って初回から4点を奪って主導権に握ると、3回には5番・正木智也(2年・慶應)が右中間へ今季2号の2ラン。2回に続いて4回、5回と中村健人(4年・中京大中京)が3打席連続タイムリーを放つなど、5回まで毎回の11得点。8回にも瀬戸西純(3年・慶應)のタイムリーなどで4点を追加し、最終的に13安打で15得点を奪った。

3回には5番・正木智也(2年・慶應)が右中間へダメ押しの2ランHRを放った

投げては、先発の木澤尚文(3年・慶應)から計4投手の継投で、東大打線を3安打に抑えての完封リレー。3番手で2イニングを無安打に抑えて勝ち投手となった津留﨑大成(4年・慶應)は「去年は髙橋佑樹に頼りっきりでしたけど、今年は投手陣で勝てるように、投手陣が一丸となって練習してきた。投手陣としての底上げはできている」と納得の表情を見せた。
 また、この日の試合前までリーグ通算97安打だった柳町達(4年・慶應)は2安打を放って大台到達まで残り1本。最終打席で凡退して「そう簡単にできるものじゃなかったです」と苦笑いも、1週空いて5月18日からの明治戦へ向けて「しっかり準備したい」とキッパリ。優勝の行方を左右する大一番をいい形で迎えることができそうだ。

通算100安打まであと1本と迫った慶應・柳町

■東京大vs慶應義塾大2回戦
東京大 000 000 000=0
慶應義塾大 412 220 04X=15
【東】●小林大、大久保、田中啓、坂口、平山、柳川−大音、松岡
【慶】木澤、佐藤、○津留﨑、森田晃–郡司、福井
本塁打:慶應義塾大・嶋田《1回3ラン》、正木《3回2ラン》

◎慶應義塾大・大久保秀昭監督
「試合前に話したのは、しっかりピッチャーがゼロに抑えて、野手はきっちりストライクを打って行こうということ。嶋田と正木にホームランが出て、柳町が最後にもう一本打っていれば(通算100安打達成で)文句なしでしたね。優勝の権利を持って次に迎える。明治戦に向けて、空き週も含めてしっかり準備したい」

◎慶應義塾大・嶋田翔(3年・樹徳)
「(初回3ランは)甘いコースに来た球を強く叩こうと思っていた結果、ホームランを打てた。去年は三振が多かったんですけど、それを冬の間に意識して取り組んで今に繋がっている。これから明治、早稲田と続くので、簡単に打てるピッチャーはいない。もう一度しっかり準備したい」

◎慶應義塾大・津留﨑大成(4年・慶應)
「去年は髙橋佑樹に頼りっきりでしたけど、今年は投手陣で勝てるように、投手陣が一丸となって練習してきた。投手陣としての底上げはできていると思います。今日はストライク先行で、自分の投球を心がけた。それがいい結果につながった。今後も自分のできることをしてチームの勝利に貢献したい」