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プロ野球

オリックス 7度目の延長戦で初勝利 令和初のサヨナラ勝ち呼んだ山本

 ◇パ・リーグ オリックス2―1ロッテ(2019年5月2日 京セラD)

8回1失点でチームのサヨナラ勝ちを呼んだ山本(撮影・成瀬 徹)

 令和初のサヨナラ勝ちを呼び込んだのは、オリックスの次代を担うエースだった。山本が8回1失点の快投で今季7度目となった延長戦で初勝利(3分け3敗)に結びつけた。

 「追いつかれたのは悔しいけど、同点で後ろにつなげられてチームの勝ちにつなげられたのは良かったです」

 圧巻は3回2死無走者で角中と対峙(たいじ)した場面だ。カウント2―2からの5球目、内角高めに、この日最速155キロで二飛。1―0で迎えた7回先頭のレアードに今季初被弾を浴びたが、最少失点で切り抜けた。4月3日ソフトバンク戦から登板5試合で39イニングを自責6の防御率1・38ながら、その間の援護点は3点だけ。それでも「関係ないです。打てない時は自分が抑える。気にしていません」と言い切った。

 この日は「Bsキッズデー」と題し、スコアボードの選手名を平仮名表示するなどのイベントを実施。実は、出身チームの東岡山ボーイズの関係者50人を招待していた。1年目のオフから師事する個人トレーナーの元にはDeNA・筒香も通う。野球人口の減少などに関心を持つ筒香に共感し、「自分が活躍することで野球がまた人気競技になれば」と意識するようになった。

 「勝ちを見せられて良かった。次も良いお手本になれたら」と山本。111球に込めた思いは、次代を担う球児たちに伝わったはずだ。(湯澤 涼)