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新たなる船出を迎える「diana」の目指すべき姿とは【普段見られない、チアの裏側 PART2】

 -普段見られない、チアの裏側の一覧はこちら-

 横浜DeNAベイスターズのオフィシャルパフォーマンスチームである「diana(ディアーナ)」。プロ野球選手と同様に、シーズン開幕に向けた合宿を敢行した彼女たちは、大きな壁にぶつかっていた。
 前編では、合宿を行う意義や今年の「diana」の現状に迫ったが、後半となる今回は、『diana』がこれから目指していく道、そしてマネージャーの延原雅代氏が目指す姿についても迫っていく。


球場でパフォーマンスを行う「diana」


【目標は過去一番の「diana」のチームを作ること】

 ダンスの精度を高めるため、そしてチームとして結束力を高めていくために合宿を敢行した今年の「diana」。

 練習は朝9時からスタートし、スタジオでひたすらダンスの練習に打ち込む。1曲を踊り終えるごとに、バイスキャプテン(副キャプテン)のAoiさんがメンバーにフィードバックを行い、全体の動きが揃うように何度も声掛けを行っていく。

 昼食を挟んだ午後の練習でも、スタジオでの練習は続く。練習が終了する18時まで、腕や膝の角度といった細かな動きを確認しながら練習に打ち込む。

 だが、なかなか動きが揃わずに、コーチからも檄が飛ぶなど強い危機感がチーム内に立ち込めていたが、それでも彼女の高い志は決して霞んでいない。


バイスキャプテンとしてアドバイスをするAoiさん


 「大きな目標としては、過去一番の『diana』のチームを作ること。そして12球団の中で一番のチームになることをみんなで考えました」

 そう話すのは、今年からキャプテンを務めるYayoiさんだ。合宿に臨むにあたって、目標を定めていなかったことをダンスコーチに指摘されたYayoiさんは、すぐにチーム全員で話し合い、この目標を定めたのだ。

 「今年は世代交代の年で、偉大な先輩たちがごっそり抜けました。みんな結構それがプレッシャーになってるので、それを覆すような『diana』を見せたいと思っています。
 シーズンに間に合うように精度を高めて、ダンスでも気持ちの部分でも、全ての面で応援してくれる皆さんを驚かせたいと思います」

 今年の「diana」は、1年目と2年目だけのフレッシュなチームだ。若いが故の粗さや不器用さはあるが、その半面、伸びしろの大きさが若さの特権である。
 新生「diana」が、この1年でどこまで成長するのかとても楽しみだ。


ダンスに励むYayoiさん


【「diana」での活動が何かプラスに働くような経験を】

 チームのメンバーが高い目標を掲げる一方で、マネージャーの延原雅代氏も大きな志を持って彼女たちの指導を行っている。

 マネージャーに就任して、『diana』は多くの人から愛されていることを強く感じたと話す延原氏は、サポートをしてくれる方のためにも、メンバーが輝くための指導やサポートを行っていきたいと語る。

 「最終的な形としては、みんなが一年間頑張って良かったねと言いながら、シーズンを終えること、そして周りのスタッフの方々にも『diana』すごく良かったねと言ってもらえることです。
 『diana』が存在することで更にスタジアムを盛上げたり、楽しんでいただくことで選手とお客様の架け橋になり、周りの方々に『diana』を認めてもらいたいと思っています」

 また、普段の指導の中では、ダンススキルだけではなく将来を見据えた指導や環境作りをしていきたいと延原氏は話す。

 「それ以外に掲げている目標が、今入ってる20人が卒業する時だけじゃなく、その後の人生でも、ここでの活動が何かプラスに働くような経験をさせてあげたいなと思います。
 がむしゃらに頑張った経験とか、手にすることができた成功体験だったり、他にもチームでの絆を深めて一生の仲間や友を作れるような場にしたいと思います」

 練習中には、ミーティングがエキサイトして、涙を流すメンバーも見られた。
 だが、こうして意見を言い合い、本気を共有して目標に向かっていく経験を持つことが、彼女たちにとって大きな財産になるのだ。
 延原マネージャーはこうした「diana」での経験を、将来の財産にして欲しいと願っているのだ。

 延原マネージャーとともに歩みだした新生dianaが、今年どんなパフォーマンスを見せるのか注目だ。

Part2はここまで。Part3では、「diana」のメンバーに実際にインタビューを行い、その素顔や今シーズンに向けた意気込みを伺っていきます。