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2017.03.08 11:30
35牧田 和久(埼玉西武) 日の丸を背負う選ばれし戦士たち
日本の誇る安定感抜群のサブマリン。投手陣では唯一のWBC前回大会経験者として再びの快投に期待が高まる。
静岡・静江工高1年時にアンダースローに転向。平成国際大で頭角を現し、大学日本代表としても活躍した。卒業後、日本通運に入社し、右前十字靭帯断裂の大怪我を乗り越えながら結果を残し、2010年秋のドラフト会議で西武から2位指名を受けてプロ入り。地面すれすれの位置から繰り出されるストレートは球速以上の威力を持ち、1年目から55試合に登板(先発10試合)。シーズン途中からクローザーを務めながら、5勝7敗1ホールド22セーブ、防御率2.61の好成績を収めた。
プロ2年目の2012年は先発として27試合に登板して13勝9敗、防御率2.43と働き、翌2013年春の第3回WBCに出場。チームは優勝を逃したが、抑えとして3試合に登板して1勝1セーブ、3イニングを4安打5奪三振無失点、防御率0.00と世界舞台で結果を残した。
その後も2014年の日米野球、2015年のプレミア12の代表メンバーに名を連ね、安定した投球を披露。昨季はシーズン50試合に登板して7勝1敗25ホールド、防御率1.60と自己最高とも言える好成績を残して自身2度目のWBC切符を勝ち取った。第2先発、中継ぎだけでなく、先発、抑えでの登板も可能。何より、世界舞台でのサブマリン投法の威力は実証済み。ピンチの場面で、必ず頼りになる。