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侍ジャパン

侍ジャパンU-18代表 アメリカ、キューバなど強豪揃いのグループへ

 日本中の野球ファンの視線がトップチームの出場するWBCに集中するなか、WBSC(世界野球・ソフトボール連盟)より、2017年9月上旬にカナダ・サンダーベイで開催される予定の「WBSC第28回U-18ワールドカップ2017」の出場国・組み合わせが発表された。

 
 日本は、ヨーロッパ地区王者のオランダ、アフリカ地区王者の南アフリカ、そして激戦の北米・中南米地区で優勝し、大会3連覇中のアメリカと同組のグループBに入った。グループBには他に11度の優勝を誇り、北米・中南米地区2位通過のキューバ、3位通過のメキシコが同組に入っており、まさに強豪ひしめく‘死のグループ’に入ったと言える。大会ルールは、1次ラウンドはグループ内総当たりで、それぞれ上位3か国がスーパーラウンドに進出。スーパーラウンドでは1次ラウンド同グループ上位3か国同士の対戦成績を持ち越した上で、1次ラウンド別グループの3か国と対戦し、計5試合の上位2チームが決勝進出となるまさにサバイバルゲーム。

 前回大会は2015年に日本で開催され、投手陣ではドラゴンズからドラフト一位指名の小笠原 慎之介(東海大相模高)や、ホークス一位指名の高橋純平(県立岐阜商高)、野手陣では、マリーンズ一位指名の平沢大河(仙台育英高)やイーグルス一位指名のオコエ瑠偉(関東一高)、そして一年生で唯一の代表入りを果たした清宮幸太郎(早稲田実高)など、実力派揃いのメンバーを揃え、決勝でアメリカに敗れはしたものの準優勝に輝いた。

 過去、この大会は各国もキューバのヤシエル・プイグ(現L.A.ドジャース)やアロルディス・チャップマン(現NYヤンキース)、アメリカのクレイトン・カーショウ(現L.A.ドジャース)ブライス・ハーパー(現W.ナショナルズ)など多くのスターを輩出しており、世界中のスカウトが駆けつけるなど、この世代のトップ選手が一堂に介する大会となっている。
今年のU-18日本代表はまだ発表されていないが、この春の選抜から夏の甲子園を経て、世界の強豪と戦う精鋭メンバーが発表される模様。侍ジャパン常設化以降、注目度も上がっている「U-18ワールドカップ」に今年も注目だ。