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プロ野球

2年目の宇佐見、結果を残して“阿部2世”になれるか

プロ2年目の巨人・宇佐見真吾が首脳陣から大きな期待を寄せられている。

ドラフト4位で入団。強肩強打の捕手としてプロの世界に飛び込んだが、ルーキーイヤーの昨季は、ファームで打率.198、本塁打0に終わり、プロの壁に阻まれた。守備でも36試合で捕逸が6つ。他の2軍捕手陣、河野元貴(37試合で捕逸1)、鬼屋敷正人(48試合で捕逸4)を見ても宇佐見には多くの課題が残った。

それでも秋季キャンプでは大いにアピールし、参加した台湾・ウインターリーグでも活躍。今春は1軍キャンプに抜擢された。昨季129試合に出場した小林誠司がWBC参加のために途中からチームを離脱したこともあって、宇佐見にとってこれ以上ないアピールチャンス。オープン戦初戦となった2月25日のDeNA戦(那覇)ではタイムリー2塁打を放ち、打撃面の成長を見せ付けた。

守備面にはまだまだ課題はあるが、強打の左打ち、そしてその体型も阿部と重なるものがある。宇佐見が“阿部2世”となれるのか。オープン戦で猛アピールして、正捕手を争う小林誠司に挑戦状を叩きつける。