BASEBALL GATE

侍ジャパン

3松田 宣浩(福岡ソフトバンク)
日の丸を背負う選ばれし戦士たち

写真提供=Getty Images

 体中からあふれ出るエネルギーでチームを盛り上げるムードメーカー。類まれなパンチ力でアーチを描き、代名詞となった“熱男ポーズ”をWBC舞台でも披露して見せる。

 中京高時代に高校通算61本塁打を記録。亜細亜大では1年時から4番として活躍し、2002年の第1回世界大学選手権や2003年の日米大学野球の日本代表メンバーに選ばれるなど、その名を広めた。ドラフトでは2005年の希望枠でソフトバンクに入団。1年目に小久保裕紀以来となる新人野手の開幕スタメン出場を果たした。

 プロ3年目の2008年に三塁手のレギュラーとして142試合に出場して17本塁打をマーク。その後は度重なる故障に悩まされたが、2011年に全試合出場を果たして打率.282、25本塁打、83打点を記録して、その地位を不動のものとした。2014年には打率.301、翌2015年には打率.287で35本塁打&94打点をマークするなど、球界を代表するスラッガーへと成長を遂げた。

 侍ジャパンの一員として前回WBCも経験し、主に「9番・三塁手」として7試合に出場。21打数7安打の打率.333、1本塁打、5打点の活躍を披露した。小久保ジャパン発足以降も、2013年の台湾遠征を除いて全シリーズでメンバー入り。その思い切りの良いスイングとともに、広い守備範囲と強肩も大きな武器。前回大会の悔しさを胸に、世界舞台での大暴れを誓う。