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プロ野球

呉・上垣内主将、開幕戦引き当て苦笑い「自分でもびっくり」

 ◇センバツ組み合わせ抽選会(2019年3月15日)

第1日第1試合の対戦が決まり握手する市和歌山・米田主将(左)と市呉・上垣内主将 (撮影・奥 調)

 第91回選抜高校野球大会(23日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が15日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われた。2年ぶり2度目出場の呉は、前回に続き開幕試合を引き当て市和歌山(和歌山)と戦うことが決まった。 

 呉の主将・上垣内俊早内野手(3年)は苦笑いしていた。開幕戦を引き当てたことにしばらく気づかなかったからだ。壇上で手にした札は「1」。対戦相手が市和歌山であることを確認して自分の席へ戻り、あらためて前方のトーナメント表を眺めた。「ああ、開幕戦じゃ、と。自分でもびっくりしています」

 初出場した17年に続く開幕試合。中村信彦監督(64)も「ひょっとして、と思っていたら、その通りになって驚いている」と笑う。投手を中心とした守りの野球を掲げ、昨秋の公式戦をほぼ1人で投げ抜いたエース右腕の沼田仁(3年)も調子は良くなってきていると評価。「守備はある程度やってきた。打って勝つのは難しいので、接戦で勝つしかない」。同じ市立高校との激突に、理想とする展開を思い描いた。

 呉市で唯一の市立高校だけに市民の応援が多く、地域との関わりも深い。昨春から広島国際大呉キャンパスで約半数の部員が寮生活を送り、管理栄養士が考えた食事メニューで体力強化に励む。年明けの1月3日には、部員全員でしまなみ海道往復サイクリング。レンタサイクルで橋を渡るときは強風でなかなか進めなかったが、尾道から四国までの往復60キロを8時間かけて走り、チームの結束はさらに強まった。

 上垣内はアルプスから見た甲子園初勝利の光景をはっきりと覚えている。前回出場時の至学館戦では9回に2点差を追いつき、延長戦を制した。「市民のみなさんに、元気はつらつなプレーを見てもらいたい」。2年前を再現し、呉市に元気と勇気を届ける。

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