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侍ジャパン

阪神・大山4番復帰弾!侍で死球交代も「痛いと言っていられる立場じゃない」

 ◇オープン戦 阪神4―2中日(2019年3月13日 ナゴヤD)

4回、1死二塁、中越えに先制2ランを放つ大山(撮影・成瀬 徹)     

 阪神・大山は4回1死二塁で初球を迷いなく振り抜き、通算88勝の吉見の高めスライダーをバックスクリーン左まで打ち込んだ。3日のソフトバンク戦以来の2号は連勝を呼ぶ先制弾。猛虎の「4番・三塁」に戻った最初の一戦を華々しく飾り、3年目で初の開幕4番へ、また一歩前進した。

 「自分のいい点で打てた。まだ試合があるので、1試合1試合やっていくだけです」

 侍ジャパンの一員としてメキシコとの強化試合に参加。9日の第1戦は出番なく終え、「6番・三塁」を任された10日の第2戦は四球後の2打席目に左ひざ裏に死球を受けて途中交代した。1盗塁は記録しても、「2打席しか立てずに悔しさもありました」と本音を隠さない。 

 春は2年連続で侍に選出され、いずれも無安打で終了。オリックス・吉田正ら近い世代の活躍を横目に苦い体験を糧にした。休む間もなく合流した12日の中日戦は8回に代打出場して併殺打。先発復帰して2回に迎えた最初の打席で中前打するなどフル出場した。

 「足が痛いとか言っていられる立場じゃないので。試合に出ている以上は結果を出さないといけないので。試合に出させてもらえる以上は1打席を大事にして、しっかり結果を出したい」

 そんな心意気は矢野監督に伝わった。「デッドボールがぶつかってよくなったんじゃない? 足もよく動いていた。すごくいいホームランやった」。今春は練習試合を含む対外試合で先発時はすべて4番で起用。侍参戦を挟んでも方針は不変だった。「生え抜きを育てたいというのはチームとしてもあるんで。そういう意味では大きい」。オープン戦は残り8試合。開幕から重責を背負うに相応しい資質を改めて印象づけた。(長谷川 凡記)

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