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プロ野球

ヤクルト・ドラ8吉田、2日連続V打!平成ドラフト大トリ男が猛アピール

 ◇オープン戦 ヤクルト9―5ロッテ(2019年3月13日 ZOZOマリン)

8回2死二、三塁 適時二塁打を放つヤクルト・吉田 (撮影・白鳥 佳樹)

 ヤクルトのドラフト8位・吉田大成内野手(24=明治安田生命)が13日、ロッテとのオープン戦に「9番・遊撃」でスタメン出場し、同点の8回に左翼線へ勝ち越しの適時二塁打を放った。2日連続となる決勝打に加え、2四球で計3出塁と選 球眼も光った。昨秋のドラフト会議では、支配下選手で大トリの83番目に指名された。「平成ドラフト最後の男」が、開幕1軍入りへ猛アピールを続ける。

 持ち味が詰まった殊勲打だった。同点の8回2死二、三塁。3球で追い込まれた吉田だったが「低めの変化球に手を出さないように、目付けを高くした」と5球粘り、フルカウントからの9球目を叩いた。真ん中高めにきた144キロ直球を左翼線に運んだ。「アピールしないといけない立場なので。継続していくことが大事だと思う」

 選球眼の良さが武器の一つだ。追い込まれてから食らいついて決勝二塁打を放ったように、簡単には終わらない。ファウルで粘り、カウントを整える。そして、失投をとらえる。小川監督も「打席での雰囲気がいい。内容のある打席が多い」と目を細める。

 1、2打席目も連続四球で出塁したが、1打席目は粘って投手に10球を投げさせた。オープン戦5試合で打率・222、0本塁打、4打点ながら、12打席で計3四球と出塁率は・417まで跳ね上がる。二遊間のライバルには山田哲、西浦、広岡ら壁は高いが、開幕1軍、そしてレギュラー奪取を目指して長所をアピールしている。

 昨秋のドラフト会議。支配下選手では全12球団で最後の83番目に指名された。「自分が一番ケツから入っているので、一番下手だと思っている。でも社会人を経験しているし、経験には自信がある」。プロに入った今、座右の銘は「威風堂々」。「試合に入ったら(ドラフトの順位とかは)関係ないので」。前日の同戦では最多勝3度の涌井から決勝打。2日連続で試合を決めた。新人とは思えない堂々たるプレーぶりが光る。

 試合後も練習をこなし、最後にシャワーを浴びた。「趣味は保湿です」。ヤクルト本社から発売されている化粧水で肌に潤いを与え、美意識の高い24歳は爽やかに帰路に就いた。 (川手 達矢)

 ◆吉田 大成(よしだ・たいせい)1995年(平7)3月7日生まれ、千葉県浦安市出身の24歳。日の出小1年から野球を始め、東京・佼成学園では1年時からベンチ入りも甲子園出場なし。明大では4年時に六大学リーグ春秋連覇を達成。通算成績は57試合で打率.270、1本塁打、24打点。明治安田生命では1年目から正遊撃手を務めた。1メートル75、80キロ。右投げ左打ち。

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