「時は来た！ドラフト指名を待つ男たち」

源田 壮亮　げんだ・そうすけ
トヨタ自動車
遊撃手・右投げ左打・179センチ73キロ・1993年2月16日生（23歳）　

　アマチュア球界屈指の守備力を誇る遊撃手。50メートル走5秒8のダッシュ力でヒット性を正面の打球に変え、捕球。三遊間・二遊間へ抜けると思った打球もノーステップで送球動作に入り、強肩を利してアウトを奪い取る。セーフティーバントを含めたバットコントロールの巧みさも併せ持つ。

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　大分商（大分）高時代は3年春の大分県大会準優勝が最高成績。夏の大分大会もベスト8どまりだった源田だが、愛知学院大で秘めた才能を徐々に出し始める。1年春からリーグ戦に出場し、1年秋には田中友博（三菱重工広島）と二遊間を組み、明治神宮大会準優勝。以後、2年春・4年春に大学選手権出場を経験。4年春には主将としてチームをまとめ上げベスト4。この際は守備だけではなく打撃も14打数5安打、打率.357を記録。侍ジャパン大学日本代表候補にも選出されている。
　より確実性の高い守備と打撃のレベルアップを求め入社したトヨタ自動車では、1年目から都市対抗・日本選手権出場を経験。そして今年、第87回都市対抗野球大会では9番ショートとして全試合スタメン出場。特に準々決勝からの3試合では10打数4安打3打点と打撃でも存在感を示し初優勝に大きく貢献。大会優秀選手の遊撃手部門で表彰を受けた。社会人選抜の一員として参加したワールド・ベースボール・チャレンジでもスタメン・代走・守備固めと様々な起用でも安定した実力を発揮。プロでも不可欠となる幅の広さをアピールした。
　「走・攻・守」、特に「守」のレベルはNPB一軍と伍してもひけを取らない源田。プロに進んでも堅実・華麗な守備は観衆を大いに沸かせてくれるはずだ。

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