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左の好打者は打率3割超も左腕にヒット0…今季“奮起期待”30選手に韓国人3人


米メディアが2017年シーズンにおいて復調が期待される選手を、全30球団各1人ずつ選出。日本人選手は登場しなかったが、アジアから韓国人選手の名前が複数挙げられた。ESPNが特集している。

■打率3割超えも左腕相手に無安打に終わったオリオールズ金賢洙

 米メディアが2017年シーズンにおいて復調が期待される選手を、全30球団各1人ずつ選出。日本人選手は登場しなかったが、アジアから韓国人選手の名前が複数挙げられた。ESPNが特集している。

 計30選手が挙げられた特集の中で名を連ねたのは、オリオールズの金賢洙(キム・ヒョンス)外野手、ツインズの朴炳鎬(パク・ビョンホ)内野手、レンジャーズの秋信守(チュ・シンス)外野手の韓国人3選手だ。

 昨季渡米1年目となった金についてはオリオールズが開幕からマイナーでプレーさせることを決断したが、本人は契約を盾にこれを拒否。米国内でも波紋を呼んだ。しかし、韓国人スラッガーはその後、徐々に結果を残し、終わってみれば、95試合に出場。305打数92安打で打率.305、6本塁打、22打点の成績を収めた。

 しかし今回の記事では左の好打者のある“弱点”を指摘。「面白い事実として、次に金が左投手から安打を放つと、それは(左投手からの)キャリア初安打となる」とレポート。昨季、金は左腕相手に18打数無安打、打率.000に終わっており、「オリオールズの正左翼手の筆頭候補なだけに、左投手の攻略が求められる」と課題克服を求めている。

■韓国50発打者は風向きは変わる? 秋は「自身の価値を証明しなければならない」

 また、韓国球界で2年連続50本塁打以上を記録した朴は昨季ツインズと契約したが、低迷。右手首の負傷もあり、62試合の出場で打率.191、12本塁打、24打点とふるわなかった。オフには球団側がメジャー40人枠から外すためウエーバーにかけたが、結局、獲得に乗り出すチームはなく、マイナー降格となり、メジャーキャンプに招待選手として参加することが決定した。

 記事では「今年は話題となっていないが、もし春先に好調な滑り出しを見せれば、風向きは変わることだろう」と打棒の復調を期待している。

 レンジャーズでダルビッシュ有投手とチームメイトの秋は昨季負傷に泣き、48試合の出場にとどまった。結果、打率.242、7本塁打、17打点と不本意なシーズンに。記事では「レンジャーズの打線は充実しており、期待の若手打者ジョーイ・ギャロもメンバーに名を連ねてくるかもしれない。そのため、レンジャーズが計画通りに秋をDHとして起用していくとすれば、秋は周りに対して打撃で自身の価値を証明しなければならない」と指摘している。

 様々な角度から奮起を促されている韓国人3選手。新シーズンで存在感を発揮できるかが注目される。

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