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中後悠平はメジャー昇格有力? Dバックスで「最も魅力的な招待選手」選出


昨季に続いてダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待選手として参加することが決まった中後悠平投手が現地メディアから「最も魅力的な招待選手」の一人に挙げられている。米CBSスポーツ電子版が伝えている。

■中後は「優秀な対左のスペシャリスト候補」、米メディア特集

 昨季に続いてダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待選手として参加することが決まった中後悠平投手が現地メディアから「最も魅力的な招待選手」の一人に挙げられている。米CBSスポーツ電子版が伝えている。

 CBSスポーツはメジャーキャンプを目前に控えた10日(日本時間11日)、「MLB30球団のスプリングトレーニングで最も興味深い招待選手」と題した特集記事を掲載。各30球団のメジャーキャンプ招待選手で最も注目度の高い選手をピックアップした。各球団においてメジャー昇格が近い選手等が紹介される中、ダイヤモンドバックスで「最も魅力的」な存在として特集されたのが日本人左腕だ。

 中後は2015年オフにロッテを戦力外となり、12球団合同トライアウトに参加。しかし、3打者に対して2四球1死球と結果を残せず、NPB球団からは声がかからなかった。一時はBCリーグ武蔵ヒートベアーズに入団が決まりながら、テレビ番組でその投球を見たメジャースカウトの目に留まり、最終的にダイヤモンドバックスとマイナー契約を締結。迎えた2016年シーズンはルーキーリーグから3Aまで昇格し、3Aで13試合に登板。10回2/3を7安打無失点13奪三振3死球、防御率0.00と好成績を収めた。

 ロッテ戦力外からメジャー昇格寸前まで這い上がった左腕はオフに「本当に考えられないですよ。メジャーに行っていたら、本当にとんでもない大どんでん返しでした。だから行きたかったんですよ」と振り返っていた。

■中後は「注目すべき存在」

 その後、ダイヤモンドバックスとマイナーで再契約した27歳はメジャーキャンプに招待されることが決定。昨季に比べれば着実にステップアップしており、米メディアの注目度も高まっている様子だ。

 今回の特集記事では「ダイヤモンドバックスは現在ファームが整っておらず、よってほとんどの招待選手は移籍を繰り返しながら、なんとかしがみつこうとしている選手ばかりだ」とチーム状況を説明しつつ、中後について「ファンキーな投球フォームと圧倒的なスライダーを兼ね備える左腕であり、優秀な対左のスペシャリストの候補である」と高評価。「空振りを奪うことが出来るサウスポーは、スプリング・トレーニングにおいて注目すべき存在である」と評している。

 NPBではプロ1年目の2012年にマークした27登板、2勝0敗、5ホールド、防御率4.87がキャリアハイ。3シーズン通算で37登板2勝2敗、6ホールド、防御率5.68にとどまった。日本球界で苦しんだ変則左腕がメジャー昇格をつかみ、強打者たちと対峙する日は訪れるのか。その飛躍に大きな期待が寄せられている。

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