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侍ジャパン

広島・矢崎2回完全!昨年まで「加藤」“新戦力”が開幕1軍アピール

 ◇広島紅白戦 白組7―0紅組(2019年2月11日 天福)

紅白戦で2回を投げ無安打無失点に抑えた矢崎 (撮影・奥 調)

 広島・矢崎拓也投手(24)が11日の紅白戦で大変身の好投を見せた。昨季までの「加藤」から登録名を変更し、初めて迎えた実戦マウンド。課題にしてきた制球難を克服し、圧巻の投球で2回を完璧に抑えた。

 「直球の制球が課題だったので、低めを意識した。ゾーンで勝負できた。相手が真っすぐを狙っている中でファウルだったり、ミートされなかったのは良かったと思います」

 3回から白組2番手で登板し、侍ジャパンにリストアップされている野間と対峙(たいじ)。低めに集めた球威抜群の直球でフルスイングを許さない。3球連続ファウルで追い込み、4球目の外角フォークで二ゴロ。菊池涼は外角直球で右飛、長野は低め直球で中飛に仕留めた。回をまたぎ、松山の遊飛、下水流の右飛はいずれも初球で料理し、最後は堂林を一邪飛。打者6人を15球でねじ伏せた。

 慶大から16年ドラフト1位で入団して1年目は7試合で1勝3敗、昨季は1軍未登板で終えた。伸び悩みの原因はコントロール。制球が定まらず武器の球威を生かせなかった。

 昨年1月の結婚を機に名字が「矢崎」へ変わり、今季からは登録名も準じた。2回ながら無四球の内容で変身を印象づけ、佐々岡コーチにも「課題の初球の入りを、しっかりと。球速も力もあった。これを続けてくれたら」と合格点をもらった。「力をボールに伝えられていると思う。立場的にもアピールしていくしかない」。リーグ4連覇、そして悲願の日本一へ期待の“新戦力”が出現した。(湯澤 涼)