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プロ野球

誠也、新背番で初アーチ!前田氏以来の「1」 貫禄の2安打2打点

 ◇広島紅白戦 白組7―0紅組(2019年2月11日 天福)

紅白戦の3回2死、鈴木は左越えにソロ本塁打を放ち笑顔でベンチに戻る (撮影・奥 調)

 広島は宮崎日南キャンプ第3クール3日目の11日に今春初の紅白戦を実施し、白組の「4番・右翼」で出場した鈴木誠也外野手(24)が新背番号1で初本塁打を放った。初実戦から2安打2打点の躍動を見せ、昨年11月の右足首のボルト除去手術からの順調な調整ぶりを見せつけた。

 背番号1は、調整途中でも別格だった。今キャンプ初の紅白戦に4番で出場した鈴木は「しっかり振っていこうと決めて打席に入った」との言葉通り全て第1ストライクで仕留めた。

 まずは初回。2死一塁で1ボールから薮田の外角高めの直球を捉え、強烈なライナーで右中間を割る適時二塁打だ。そして、3回2死無走者での第2打席、3ボールから平岡がカウントを整えようとした真ん中の直球をフルスイングで左翼席に放り込んだ。推定120メートルの完璧な当たりで、背番号1での記念すべき1号を飾った。

 「(第2打席は)真っすぐでも変化球でも振っていたと思う。凡打でもどちらでもよかった。投手に合わせて振れたということがよかったし、こういう打席を増やしていきたい」

 5回のアドゥワとの対戦は右飛でも、1ボールから強振したことに価値がある。「シート打撃があまりよくなかった。それを踏まえて、自分の中では入り方が前回より良くできたと思う」。10日のシート打撃では3打数無安打1四球。低調だった内容を翌日に修正し、3打数2安打2打点と圧巻の結果につなげた。

 17年に右足首を骨折した際の手術で右足関節に入れたボルトを、昨年11月に取り除いた。手術明けを考慮されて一部別メニューが続く中、恒例となっているランチ特打に加えて、室内練習場で連日のマシン打撃に努めるなどスイング量を維持する。走者になった際は“臨時代走”を送られて実戦走塁を見合わせた一方、右翼守備に就くなど経過は順調だ。

 「しっかり振り込んで、いい状態でシーズンに入りたい」

 通算2119安打を誇った前田智徳氏の引退から5年間にわたって空き番だった赤ヘル栄光の1番。継承にふさわしい実力を改めて見せつけた。(河合 洋介)