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プロ野球

阪神マルテ衝撃デビュー!初打席で初本塁打 掛布SEAもうなった

 ◇阪神紅白戦 紅組7―1白組(2019年2月11日 宜野座)

紅白戦の初回2死三塁、マルテはデビュー打席で左越え2ランを放つ(撮影・大森 寛明)

 阪神の沖縄・宜野座キャンプは11日に今春2度目の紅白戦を実施し、新加入のジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス)が初出場初打席で初本塁打を放った。2打席目の適時打を合わせて2安打3打点。背番号31の大先輩に当たる掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA=63)の前で衝撃デビューを飾った。

 マルテ、実際どうなん?

 多くの虎党が抱いていたであろう疑問に本人が、ひと振りで答えた。紅組の「5番・一塁」で出場した来日初実戦。初回2死三塁の第1打席で小野の直球を左翼席へ運んだ。

 「いいスイングをすることができた。最後は真っすぐだったんですけど、ゾーンに来た球をしっかり捉えることができた。結果が出て良かったよ」

 カウント3―1からの5球目。真ん中低めの138キロをコンパクトに捉えた打球は高く打ち上がって左翼席へ落ちた。ベールに包まれていた新助っ人砲のいきなりの一発に今キャンプ最多1万人の観客からは拍手喝采だ。

 2回2死一、二塁で迎えた2打席目は同じ小野に対して粘りを見せる。8球目の外角直球を打ち返し、二遊間を破る中前適時打。「フルカウントだったのでカーブも頭に入れながら」。準備を結果に落とし込み、実戦適応能力の高さを証明した。

 背番号31の前任者もうならせた。視察に訪れていた掛布SEAは2打席目に着目した。「抜けたカーブが来た時に三塁線にファウルを打った。狙っているボールじゃなかったと思うけど、あのボールに反応できたのが一番大きい」。1ストライクからの2球目、初球直球より約40キロも遅い103キロのカーブを鋭くファウルした場面だ。意表を突かれ、見逃してもおかしくない緩急差にタイミングを合わせた打撃に「あれができれば今後が楽しみ」と好評価を与えた。

 2人は前日10日に初対面。あいさつ程度ながら会話も交わした。「日本で名前を残している凄い選手。アドバイスをいただける機会もあると思うので、しっかり活用したい」。マルテは31番の後継者として尊敬の念を言葉にした。

 来日から2週間が経過。「人が好き。リスペクト(の気持ち)を持っている人たちばかりで大好きさ。あと、ご飯もおいしいね」。慣れない環境にも少しずつ適応。最高のスタートを切り、これからどんな活躍を見せてくれるだろうか。(巻木 周平)

 ≪メンチ以来10年ぶり≫阪神新外国人のマルテが実戦初打席で初本塁打。新助っ人の初実戦本塁打は09年メンチが2月15日の練習試合・ヤクルト戦(浦添)の2打席目でソロを打って以来10年ぶり。初打席では04年キンケードが2月11日の練習試合・広島戦(宜野座)で3ランを打って以来15年ぶり、宜野座キャンプの03年以降では2人目だ。マルテは2回に中前へ適時打し、来日2打席連続打点もキンケード以来だ。ちなみに公式戦でキンケードは26試合で打率・233、3本塁打、7打点、メンチは15試合で打率・148、0本塁打、2打点。ともに1年で退団した。