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社会人野球

実績・実力ともにトップクラスの社会人右腕。酒居 知史(大阪ガス)

「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

酒居 知史 さかい・ともひと 
大阪ガス
投手・右投右打・178センチ81キロ・1993年1月2日(23歳)

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 今年、ドラフト指名解禁を迎えた大卒社会人2年目の投手の中でも実績・実力ともにトップクラスの右腕。岩隈久志(MLBシアトル・マリナーズ)のように力を内部に溜め込んでから右腕にすべて伝えるフォームで、最速148キロのストレート、130キロ中盤のスライダー、カットボール、チェンジアップなどをテンポよく投じる。
 内外角のコントロールも確かなものがあり、2015年には都市対抗で4試合17回3分の1を投げ3失点で大阪ガスの準優勝に貢献し、大会敢闘賞にあたる「久慈賞」と新人賞にあたる「若獅子賞」をダブル受賞。直後の第27回BFAアジア選手権の侍ジャパン社会人代表にも選出されている。

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その起源は2年夏に甲子園も経験した名門・龍谷大平安(京都)高での3年間。ここで野球に対する心構え、野球選手としての基礎を作り上げると、大阪体育大では学生自らメニューを考える方針に適応。「野球に対しては大変ストイック。身体の作り方も自分で研究していた」と大学時代の野球部同級生は当時を振り返っている。結果、阪神学生野球リーグでは3年春からエース格としてリーグ通算15勝、3度の最優秀投手賞を獲得した。
 ただ、今年の前半は例年にない苦しさも経験した。腰を痛め、登板しても痛打を浴びる日々。それでも都市対抗・西濃運輸戦では、リリーフとして5回無失点の好投。チームは初戦で敗れたが自身は復調のきっかけをつかみ、9月の日本選手権近畿予選では新日鐵住金広畑を抑えて復活を印象付けた。あとは日本選手権への準備を整えながら吉報を待つのみである。

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