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ソフトBドラ1田中、バット2本折る初登板も反省「右打者の時に感覚が…」


ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・田中正義投手(22)が、宮崎キャンプ第2クール最終日の9日、プロ入り後初となるフリー打撃の打撃投手を務めた。期待の上林誠知、塚田正義の2人と対戦すると、40球で安打性4本、バット2本をへし折る圧巻の“デビュー”を飾った。

■フリー打撃で40球すべて直球…バット2本へし折り、安打性4本

 ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・田中正義投手(22)が、宮崎キャンプ第2クール最終日の9日、プロ入り後初となるフリー打撃の打撃投手を務めた。期待の上林誠知、塚田正義の2人と対戦すると、40球で安打性4本、バット2本をへし折る圧巻の“デビュー”を飾った。

 まず、前日(8日)には岩嵜翔から場外弾を放った上林と対戦。全球真っすぐで17球を投げた。6球目でバットを折ると、11球目、14球目には空振りを奪い、安打性は3本だった。続く塚田には23球。12球目で再びバットを折ると、16球目、21球目で空振りを奪った。その一方で9球がボール、14球目には左肩付近をかすめる死球を与えるなど、右打者への制球に課題を残した。
 
 仕上がりの早い投手有利とされる時期にもかかわらず、真っすぐ限定で計4つの空振りを奪えるのは、ボールの威力がある証拠だろう。その後はブルペンへと移動し、真っすぐのみを14球投げ「上林のときは悪くなかった。右打者のときに感覚が…。バランスが変わる」と反省を口にしていた。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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